浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

自我越えて肉の己れを
捨し時 神と我とは
一つなる知る

「御垂訓」

2019-04-03 00:18:07 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


      講演 十

 「さらに諸天善神あり」

先の続き・・・

どんなお方でも、これは頭で
「うん、なるほどそうか」と
分かるのですが、自分について、
もし有りもしないことを
人に吹聴されたりした時、
私たちは自分が出来ていると思っていても、
つい牙をむきます。

聞いている時は「ああ、なるほど」と
分かっています。
しかしそういう現実が、
私たちの生活に体験として
与えられた時、ついそのことは
忘れがちになりますから、
自分を害する者、自分を犯す者、
自分のものを盗む者、
自分に有りもしない罪を着せる者にさえ、
愛を忘れてはならないと思います。

そして諸天善神の意識よりもなお、
私たちは自分の魂を
高めて、如来、菩薩の段階へと修行したいものです。
誰でも如来、菩薩になれるのです。

そして「如来は再び転生しないであろう」と
言われるように、
神と表裏一体にまでなった時に、
もうその方の魂は神の魂と同一となって、
この世に生まれる必要がなくなるのですね。
これが輪廻転生の私たちの究極の目的の場所です。


     ~ 感謝・合掌 ~


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