~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~
また、自然を崇拝する信仰としては、富士山、愛宕山、
三輪山など数多くの山々を神体としての対象にしています。
そのほか、木や石や岩などに注連縄(しめなわ)を張って
神として信仰する習慣もあります。
恐ろしいのは、怨み憎しみのために死んでから
人々や社会や自然に災いを起こす怨霊、悪霊、
自縛霊、幽霊たちです。
それらの霊に「どうぞ災いを起こさないように、
幽霊となって出てこないように、
静かにおさまってください。
その代わりにあなた方に、
神社を建てて神として祀ります」といって、
その霊を鎮魂した神々が日本には大変多くあります。
ですから神社の木を切ったり、石を動かしたり、
境内で小便をしたりすると罰が当たったり、
害を受けたりします。