恩師のご著書「講演集」より
講演集、三
子供は親に目覚めを導く
先の続き・・・
駅へ迎えにいきましても、人通りの多い所では、
知った人がよく通るのです。
「何をしているのですか」と声をかけられると、
「いや、ちょっと」と言って
ごまかすのが辛いから、電車がホームに着きますと、
走っていって隠れてホームのほうを見るのですね。
降りる人が一人もいなくなったら、
また駅から線路沿いに離れるのです。
そして又、チンチンと向こうで遮断機の音が鳴ったら、
駅のほうへ走って行くのですね。
終電までそれを繰り返していました。
その時のお月様を見ながら、ほんとうにつらいなあと、
つくづく思いました。
しかし、そんなことも今にして思えば、
自分の悪い癖を正すために子供から
与えられた試練であり、
子供は大きな恩人であったということが分かります。
さもないと、幸せになれるはずがありません。
私たちは、何ごとが起きても、辛いこと、
都合の悪いこと、嫌なことは、
すべて「自分は正しいのに、
人が悪いからこんなことになるのだ」と、つい
人のせいにするのですね。
そして、自分で自分を苦しめていきます。
しかし私たちは、自分の心を苦しめてはなりません。
自分の心を苦しめては、絶対に幸せにはなれないのです。
自分の心を苦しめますと、
ほんとうの神様の御意志に背くのです。