恩師のご著書「講演集」より
講演集、三
私たちの想念は現象化する
私たちは環境の中に生きていると、錯覚を起こしておりますけれど、
ほんとうは自分の心の中に生きているということを知ってください。
心の在り方の中に生きているのです。
どれほど厳しい環境の中に生きておりましても、
その環境を喜びに変えることができた時、
その環境はまた整ってきます。
厳しい環境に打ちひしがれて、泣き苦しみ、悲しんでおりますと、
良くないことがまた起こってきます。
あるお宅で、何か良くない出来事が起こりますと、
人はつい不安に囚われます。
「ああ、また悪いことが起こるのと違うか」と思います。
すると、その暗い想念が、又次の災いを呼ぶのです。
人生はいろいろなことが起こって当然、それは、喜び事よりも、
苦しみ悲しみのほうがより多く与えられるようになっております。
もし、苦しい出来事が起こった時は、「これぐらいで済んで有難い、
これも人生の学びの一つだ、ああ、結構なことだ」と、
笑い飛ばしてしまいますと、次の災いは起こってきません。
「ああ、恐ろしい、また同じことが起こると恐い」と思いますと、
想念はものをつくります。
思いは物質化現象として現れてきます。
想念とはエネルギーです。
この現象世界、形として現れているのは、
想念によって現れているのです。
私たちの思いによって、良くない想いを持ちますと、
必ずその良くない想いが現象化します。
良くない中にあっても、良き想いにチェンジして、
感謝、喜びに変えた時、その良くない出来事は続かないのです。
喜びのほうに心を向けますと、又、喜び事が訪れます。
どんなことがあっても、自分の心を苦しめてはいけません。
これは神のご意志に背きます。
神のご意志に背いて、幸せになれるはずがありません。
私のテープを聞いていただいたら、毎回、
このことはしゃべっていると思います。