恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第五章 心の曇りをとるための反省
母娘の確執が消えた反省の功徳
先の続き・・・
自己を中心として見た時、必ず苦しみが生まれます。
見たり、聞いたり触れたりという五感を通して
何もかも見ることになるからです。
それらにはどうしても自己保存を第一とする働きがあります。
すると、内部と外部、自と他という分離が生じてしまい、
自分以外のいっさいは己の自我と対立するものになってくるのです。
これではもう正しい見方はできません。
必ず自己保存と自我我欲によって目が雲らされた「煩悩」に
とらわれた見方しかできなくなってしまうのです。