恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第五章 心の曇りをとるための反省
幼い頃から今日までの自分の姿を立体映像で見せられる
先の続き・・・
すると、この時、
考えられない不思議なことが起きました。
右手前方の手の届くあたりに、
幼い頃から四十半ばまでの人生のすべてが、
次々と出現したのです。
立体的に現実に自分の人生がそこにあるのです。
どれくらいの時間が過ぎたのかわかりません。
あまり長い時間はかかっていなかったと思います。
まさに意識の世界は時間、空間、
距離などいっさい関係がないということが
はっきり確認できました。
そこに写し出された自分の姿は、
またなんとも言えない哀れな、
悲しいものでありました。
自分に与えられた環境の中で、
「ああしたい」「こうしたい」と思いながらも
どうすることもできない、
人生のしがらみにがんじがらめになりながら、
必死に生きている姿を、
まざまざと見せられました。