恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第五章 心の曇りをとるための反省
幼い頃から今日までの自分の姿を立体映像で見せられる
先の続き・・・
私たちの心の中には肉体の五官により湧き起こる
煩悩がつくる想念帯という心の曇りの場所があります。
それが破れてしまう時、五官の感覚が
まったくなくなってしまいます。
これは後でわかったことですが、
その時の心の状態はこういうふうになったのだなと
知ることができました。
その時の心境は、見るもの見るものすべてがいとおしくて、
いとおしくてたまりません。
そこらに生えている草、
大地に生えている苔に腹ばいになり、
ああよかったなあと苔や草に頬ずりをし、
樹に抱きつて頬ずりをして喜びました。
それはなんとも言えない喜びでした。