恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第五章 心の曇りをとるための反省
幼い頃から今日までの自分の姿を立体映像で見せられる
先の続き・・・
女の子のそばに行きたいけど行かれないというつらさ、
そして、
友達が楽しそうに遊んでいるのに、
稲束を父に渡さないといけない。
その時のつらかったこと。
そのうち、だんだんと日が暮れてきます。
友達は帰ってしまいます。
私の好きな子も帰ってしまいました。
私は涙をポロポロ流しながら、
稲束を渡していたのです。
すると、父が、「お前は何を泣いているのか」
と言うのです。
私の気持ちなどわからないから言うのです。
もし、私の心を知ったら、
お父さんは腰を抜かしたかもしれません。
小学校一年生で好きな子がいるなんて。
私は泣きながら叱られながら、
稲束を渡したものでした。
夜、暗くなるまで続きました。