恩師のご著書「思いの中に生きる」より
思いの中に生きる
思いによってこの世は現れているのです。
そして、人は環境の中に生きていると
錯覚を起こしているのです。
本当は自分の思いの中に生きているのです。
これはちょっと難しいように思いますけれど、
たとえば、
これも思いの中に生きているという
一つの証拠ですね。
ある四十そこそこの女性の方が
ワイヤロープの工場に勤めておられて、
ワイヤがポンと弾いて片目を失明されました。
その人はもう本当に朝から晩まで
泣き通しの毎日を送っておられたのです。
「私は何と不幸だ」と。