~ 恩師の御著書「愚か者の独り言」より ~
講演集 一
「心のスモッグが幸せの光を遮る」
先の続き・・・
その前に、先ほど言いました地獄ですが、
「地獄なんかほんとうにあるかどうか、
見たこともないから、あるやらないやら分からない」と
言われますが、私は地獄界も天上界もちゃんと見て来ました。
地獄も一つだけとは違います。
喧嘩する地獄、
或いは我さえよければ良いという畜生のような世界の地獄、
有っても有っても欲しいという地獄の世界など
いっぱいあります。
怒り、妬み、憎しみ、謗り、愚痴、
こういう思いが強くて自分の周りを心のスモッグで
真っ黒にした人は、
この世の肉体を去ってあの世に帰って行きますと、
怒り専門によって神の光を遮った場所があり、
この中に勝手に類は類をもって集まる法則で、
この怒りの世界に入って行きます。
仏教では阿修羅といいます。
そこへ行くと、
お互いに腹の立て合いをして喧嘩ばかりして生きて来た人は、
餓鬼界に入って欲しい欲しいの塊となっています。
そういう世界にいる方がなぜできたかと言うと、
人間として生まれて、自ら神の光、仏の光を遮って、
そしてこの世を去った方の思いによって、
光を遮った為の闇の部分、影の部分ができ、
その思いの同じ世界へと引き込まれて行くからです。
それではあなたは地獄を見て来たのか、
その証拠はあるのかと言われますと、
それは数限りない程の証拠があります。
例えばそういう方が、
この地上の人間に縋って来るのを憑依と言うのですが、
その霊に命じますと、すぐに現実の人間の中に入って来て、
あの世の世界のことを全部報告されます。
また光の世界、あの元のふるさとにお帰りになった方は、
その当時地上で住んでおられた国の言葉でお話されます。
イスラエル、或いはインド、中国などその国の言葉で話をされ、
私は当時こういう名前で、こういう仕事をしておりました。
あなたとはこういう縁生でございましたと報告をしてくれます。