浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2023-02-13 00:43:30 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 恩師のご著書「講演集」より


             講演集、 三

          難しことよりもまず実践を

先の続き・・・

高橋信次先生はよくおしゃいました。
「お釈迦様はご自分がお説きになった経文を持って旅されましたか。
お釈迦様のお説きになった経文を提げて歩こうと思ったら、
何万巻もの経巻を馬に積んで歩かなくてはいけません。
しかし、そんなものは何一つ持ってはおられません」と。
そのおん身一つをもって、
そして至る所で正法神理を説いて下さったのですね。
それが仏法であり、キリスト教です。

もう、難しいことは皆さん十分に勉強なさったと思います。
これからは、日々の生活の中の行い、実践です。
どんな有難いお話を聞かせていただいても、
どんな有難いご本を読ませていただいても、自分が行わなかったら、
何にもなりません。
何の功徳も現れません。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2023-02-12 02:48:18 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

  恩師のご著書「講演集」より


                講演集、 三

            難しことよりもまず実践を

誰方が聞いて下さっても分かる、
私の話はお子さんもお年寄りも皆分かると思います。
それは、誰もが理解して誰もが行えなくては、
法ではないのです。
聞いても分からないような、
別の先生が来て翻訳しなくては分からないような
難しいものでしたら、学んでも何にもなりません。
大変な時間がかかります。

そもそも、今から二千年或いは二千五百年昔の方が、
そんな難しい言葉を聞いて分かるはずがないのです。
お釈迦様もイエス様も、その当時の無学文盲の、
今よりも教育程度の低い時代の方々が聞いても、
「ははん、なるほどその通りだ、
その通り生きなくてはいけない」と、
皆が納得するようなやさしいお話をされたのです。
それが仏教であり、キリスト教ですね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2023-02-11 00:13:44 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
恩師のご著書「講演集」より


                 講演集、 三

            難しことよりもまず実践を

高橋信次先生が亡くなられました当時、
私の家とその他二、三か所のお話会の
場所を持っていたのです。
しかし、皆さんもご存じですけど、
ごちゃごちゃと混乱が起きまして、皆様の
心がちりぢりばらばらになってしまいましたね。
頼る所がなくなってしまいました。
しかし、私の縁生の方には、
一切そういうごちゃごちゃはお耳に入れませんでしたから、
今も、先生ご存命中と全く同じ状態で学んでおります。
しかも、皆様はほんとうに安らいでおられます。
喜びに満たされておられます。
それは迷いが無いからですね。

昨日、静岡に寄せていただきまして、
昨日のお昼から夜にかけて、
そして今朝から又お話させていただき、
この時間になっているのですけど、
「もう、あまり喋り過ぎまして、
話のネタがないようになりました。
どうしましょう」と、向こうで相談していたのですけど、
これ又、不思議なもので、
神様は次から次へと話のネタを作って下さるのですね。
私は、難しいことはよう喋りません。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2023-02-10 00:02:30 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

            恩師のご著書「講演集」より


                 講演集、 三

            難しことよりもまず実践を

私の所の会場で、先月は二百人ほど集まっていただきました。
ふだんはこういう壇の上にあがるのは嫌いですから、
皆さんと同じ席に坐らせていただいてお話会をしていたのです。
そうしますと、だんだん人数が増えてきまして、
後ろの方から顔が見えないと言われれて演壇を拵えてもらったのですね。
私が「上にあがるのはかなわないですから許して下さい。

どうぞ、下に居させて下さい」と言いますと、「先生、それは愛がない、
思いやりがない。自分だけは低い所にいて、
皆に顔が見えなくても構わないのですか」とおっしゃるのですね。
もう、そう言われると、辛くてしようがないです。
こうして、演壇の前に立たせてもらってお話させていただくようになってしまいました。
しかし、私のほんとうの思いは常に下座にありたい、下にあって皆さんと共に学びたい、
そのように思わせていただいて、ずっと続けてきました。
不思議なご縁で、先生の教えを少しでも忠実に、そして枉げないように伝え、
そして自分が実践するように努めておりますと、
やがて、その教えの輪はどんどん広がっていきます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2023-02-08 23:53:21 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

   恩師のご著書「講演集」より


              講演集、 三

          高橋信次先生の教えに導かれて

先の続き・・・

信次先生から頂いたこの喜びを、
私の命ある限り人の心の中に、
「こんな素晴らしい先生でした。
こんな喜びを与えていただきました」と伝えることに、
私の終生をかけようと誓いました。
しかし、まあ未熟者でございますから、
いまだにこの体でございます。
私の所のお話会では、
高橋信次先生の「心行」を朗読させていただいております。
これは素晴らしい言霊です。

今まで、この「心行」を読ませていただくことによって、
ほんとうに不思議な救いを人々に与えていただきました。
皆さんも家庭で、或いは苦しむ方のために、
この「心行」を読んで聞かせてあげられますと、
心が安らかになっていただけます。
―――「心行」の朗読―――
ありがとうございました。
「心行」は、私の、また皆様も同じだと思いますが、
心の羅針盤であり、そして私の心の支えでございます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2023-02-08 00:03:05 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

  恩師のご著書「講演集」より


               講演集、 三

          高橋信次先生の教えに導かれて

先の続き・・・

「この口から出る言葉、人々を無上の喜びへ導けます。
同じ口から出る言葉、人々に死より辛い思い、与えます。
あなた、口を開けば、
人々に安らぎを与えなさい。
希望を与えなさい。
喜びを与えなさい。
それ以外の言葉使うこと、ダメアルネ」と言って、おこられたのです。
ほんとうにその通りでございます。

私は、今まで言葉によって人を殺すようなことを何回もいたしました。
ところが、同じ口から出る言葉で、相手の方を無上の喜び、
つまりこれ以上の喜びはないという心の世界に
導くこともできることを知りました。
「これは精進させてもらわなくてはいけない、
言葉というものは恐ろしいものだ」ということを、
教えてもらいました。
そして至らないながら、
ぼちぼちと高橋信次先生の最も身近な弟子になることと、
先生が説いて下さった「法」を絶対に
枉げてはならないということを誓いました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2023-02-07 00:42:18 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

   恩師のご著書「講演集」より


               講演集、 三

          高橋信次先生の教えに導かれて

先の続き・・・

ああ、そういえば、ほんとうにそうだなあ。
私は自分でお話させてもらう時、
家族にでも、或いは親しい者にでも、
「ああやれ、こうやれ」と言うのですけど、
相手の人が理解していないのです。
ということは、言葉が足りないのですね。

その為に相手が理解できないから、
相手の方が私の言うことを聞いてくれない。
そこで私が、
「これほど言ったのに、言うことを聞かない」と、
腹を立てていたのです。
その時、「ああ、なるほどその通りでございます」と、
心で納得しますと、
その中国の守護霊様が教えてくれます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2023-02-06 01:24:21 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     恩師のご著書「講演集」より


                講演集、 三

          高橋信次先生の教えに導かれて

先の続き・・・

中国語で守護霊様の口から出てきますが、
これが私によく分からないのですね。
パラペラ話すのが中国語というのは分かるのです。
おかしなことがあるものだなあと思って聞いていますと、
片言の日本語で、「あなたは話、たいへん下手あるね」と言うのです。

私は、腹を立てることや愚痴っぽい欠点を直す方法を聞いているのに、
「話、たいへん下手ある」と言われましたから、
これはおかしいな、これは守護霊さんとは違うのかなと思っておったのです。
そうしますと、「あなた、話、たいへん下手。そのため相手の方、
あなたの言葉、理解すること、できない。
理解できないために、あなたの言うこと、聞かない。
そこであなた、腹立てる」とこうおっしゃたのです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2023-02-05 00:13:53 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

           恩師のご著書「講演集」より


                講演集、 三

          高橋信次先生の教えに導かれて

先の続き・・・

私は何とかして先生の一番身近な弟子にしてほしい、
そうさせていただこうと、覚悟を決めましが、
未熟なただの凡夫ですから、日々、努力するしかなかったのです。
もう、夜はどんな晩でもテープを聞かせていただきました。
又、ご本を読ませていただきますと、
あの「心の発見――神理篇――」などは、
何ページに何が書いてあるということが全部頭に入るほど、
何回も読ませてもらいました。
そして、今度は行こないですね。
その行いも、私たちの頭では難しいことはできません。

まず、自分が便所を使わせてもらったら、
そのあと必ずトイレのスリッパをちゃんと揃えよう、
そういうことから実践に入りました。
そうしますと、家の中で「スリッパを揃えなさい」と言わなくても、
自然と一か月もしないうちに、ちゃんと揃うようになります。
それから言葉です。

今までは、言葉に偉大な力が
秘められているいうことを知らなかったのですね。
これは、或る霊的な問題のなるのですけど、
守護霊さんが教えてくれました。
当初、自分の持っている最も悪い癖、欠点は
何かということの追求に入ったのです。
そうしますと、私の持っている最も悪い癖、欠点は
腹を立てることと愚痴っぽいことでした。
これがいろいろな欠点の原因になっていることを
突き止めまして、これを
直すのにどうしたどうしたらよろしいかと、
一生懸命守護霊様にお尋ねしました。
そうしますと、中国の当時の守護霊様が教えてくれました。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2023-02-04 00:15:35 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

    恩師のご著書「講演集」より


                講演集、 三

          高橋信次先生の教えに導かれて

先の続き・・・

先生がこの世にいて下さった時は、そのうちに、そのうちに、
自分の心を磨かせてもらってから、先生に会わせてもらおう、
自分の心が少しましになった時に、先生に会わせてもらおうと、
そのように思っておりました。
「そのうち、そのうち」という間に、
先生が亡くなってしまわれたのですね。
その自分の怠慢さ、自分の至らなさを棚に上げて、
わんわん泣き叫んだものです。

そのことに気付かせてもらって、
その後、先生がご講演の中でよく聞かせて下さいました言葉、
「私の身近にあっても、私から遠く離れた弟子がいる。
まだ巡り合うことがなくとも、私の最も身近な弟子もいてくれる。
それは、私の説いた教えを行ってくれる方である。
私の説いた教えを実践してくれる人が私の最も身近な弟子である」という、
この言葉が蘇ってきました。
先生はおられなくとも、その教えを自分の身をもって実践した時、
自分が一番身近な弟子にしてもらえる。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2023-02-03 00:07:58 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     恩師のご著書「講演集」より


              講演集、 三

        高橋信次先生の教えに導かれて

先の続き・・・

泣いて泣いて、泣きあかした末に、先生はテープの中に、またご著書の中に、
その教えの総てを説いて下さったいることに思い至りました。
又、お弟子である偉い先生の所へ、意識で信次先生からの通信があったと聞きました。
お釈迦様が涅槃にお入りになります時、だんだんと肉体が衰えていかれます。
その時、お釈迦様の側でずっとお世話をなさった阿難尊者という方が、
「仏陀、私たちを残してなぜあの世にお帰りになるのですか。
私たち未熟な者を残して仏陀があの世へお帰りになった後、
私たちはどのようにしたらよいのですか」と泣いて、お釈迦様に取りすがったそうです。

その時、お釈迦様は「阿難よ、何を嘆くか、この老いた身を見て何を嘆くか。
私の身体は、すでに革紐の力を借りなくては動くことのできないあの車輪の
ようなものである。
このような肉体はやがて朽ち果てるものである。
そなた達は私の説いた法に帰依しなさい。法を拠り所としなさい。
そして、自らを拠り所としなさい。
他を頼ることなく、日々に精進せよ」とお説きになりました。

信次先生も最後の通信の時、意識でそのような通信を送ってこられたそうですね。
先生はご著書に或いはテープに、その教えを説いて下さっています。
お釈迦様の当時はテープもございません。
経文さえ無かったのです。
お釈迦様に説法していただいた教えを口伝えに伝えたものですから、
そのことを思えば、私たちは学ぼうと思えば、
先生のテープはいつでも聞かせてもらえますし、
ご著書も本屋さんに行けばいつでも求めることができます。
その教えを拠り所として、そして自分自身を拠り所として、
他に頼ることなく生きたら、何も迷うことはなかったはずです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2023-02-02 00:00:59 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

  恩師のご著書「講演集」より


              講演集、 三

        高橋信次先生の教えに導かれて

先の続き・・・

正しい法、お釈迦様がお説きになりました法の力とは、
「覆われたるものを、払いのけたるが如し」
「倒れたるもの、起こすが如し」「暗闇の部屋に、松明をかざすが如し」、
法の力は即、現れるものであるとお説き下さいました通り、
正にご利益が現れるのですね。
ご利益とは、信仰ではございません。

高橋信次先生の「心行」は皆様もご存じかと思います。
今年はもう先生の十三回忌をお勤めになったと思うのです。
昭和五十一年六月に、ほんとうに心からお慕いさせていただいておりました
高橋信次先生が、突然この世をお去りになりました。
その時、未熟な私は一体どうしたらいいのだろうか、
心の支えとしてお慕い申し上げていた先生が、突如としてこの世を去られて、
これから先どうしたらいいかと、気が狂ったように、三日ほど泣き叫びました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御垂訓」

2023-02-01 00:37:33 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

   恩師のご著書「講演集」より


              講演集、 三

        高橋信次先生の教えに導かれて

皆様こんにちは。
こうして今日初めてこの清水の地にご縁を頂きまして、
これも全く奇しきご縁でございます。
只今司会をしていただきましたMさんから、
突然私の所に電話を頂きまして、
もちろん、私を直接ご存じない方ですが、
電話の向こうで泣いて泣いて話していただくのですね。

同じ正法神理を学ぶ心の友が苦しんでおられるご様子です。
これでは何もなりません。
では、その苦しみを電話を通して癒させてもらいましょうと、
お祈りさせていただきますと、
その場でその苦しみが吹っ飛んでしまったそうです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする