無事、雪まつりを堪能できた私たち。
次に向かうは最大の目的地、ハルビン氷まつり会場!!!
・・・なんだけど、この二か所。
微妙に離れているんです。
タクシーを探すか、あるいは思い切って歩いていくか・・・?
ロープウェイの集合場所にやってきたガイドによると二か所の距離は「徒歩20分」、雪まつり会場のスタッフによると「徒歩30分」。
いやいや、地図によると4キロほどのこの距離。どう考えても1時間はかかるやろ・・・。(相変わらずてきと~三昧)
と、その時!
雪まつり会場入口のすぐそば、“太陽島”の大きな石があるエリア。
ここが駐車場になっているのですが、自家用車、タクシーに交じって数人乗りのバンもちらほら。
そして、そのバンの前に立てかけられた看板には・・・。
『氷まつり会場まで無料送迎!』
なぬ? 無料!?
・・・と、バンに近づくや否や、集客担当と思われるおばちゃんがぐいぐい来る!
がつがつ私たちにアピールしてくる!
そして、気づいたら。
私たち、バンに乗ってました。
今回は定員オーバーすし詰め状態ではなかったので、ほっ・・・。
ちなみにこのバンもやはり、車内でチケットを買うのが条件。
チケットを持っている中国人男女は、あっけなく車から降ろされてました。
で、こちらがチケット。
ひとり300元(約5700円)。
高っ!!! 中国の物価を考えると、あほみたいに高い。
ハルビンに限らず中国って、こういう観光地の入場料がバカ高い。
そんなバカ高いチケット代を乗客から回収しウハウハなのが、赤いリボンがまぶしいおばちゃん。このバンの担当者。
ふらふら歩いてる観光客を見つけてはぐいぐい攻めていき、バンに連れ込む。
5~6人の欧米人旅行客は人数多めということで隣りのバンに吸い込まれていきました。
団体さんをゲットして、おばちゃん、めっちゃ満足そうに鼻息が荒し。
・・・まるで狩りやな。
強豪おばちゃんハンター、おそるべし。
そんなこんなでバンがほぼ満員になった頃ようやく出発。
走ること数分で、氷まつり会場近くにバン停車。
するとそこには別の担当者が待機しており、その彼の指示のもと、私たちは一列になって彼と一緒に向かった先は。
団体用入口。
要するに、バンを提供した赤いリボンのおばちゃんたちは、おそらく団体用にまとめてチケットを購入。(きっと、正規の値段よりも安いはず)
それを、正規の値段で私たちに売り、差額はおばちゃんのぽっぽへ。
そのかわり私たちは、無料で送迎してもらえた・・・というわけ。
そんなこんなで、無事、氷まつり会場に入ることができました~!!!
時刻は16:00すぎ。
ハルビンの氷祭りはライトアップが有名。・・・ですが、私が見たかったのは日没からライトアップにかけて変化する氷まつりの風景。
ハルビンの日没は16:30頃なので、日没前に会場に入り、美しい夕日を見たいと思っていたのでした。
そして・・・。
氷まつり会場、こ~んに~ちは~!!!
さっそく前方の氷の塔に登ってみよう!
氷の階段。
一応マットというか布きれが敷いてあるけど、滑らないよう慎重に、慎重に・・・。
そこから見える光景は。
青空をバックにした氷まつり会場。
広い敷地内に数々の建築物、タワー、彫刻が・・・。
こちらは・・・迷路?
にしては、簡単すぎるし丸見えやな。
ハルビン市内を流れる松花江から切り出した天然氷を使って造られる建造物。
夕日をうけて綺麗・・・。
ということは松花江、北京のマンション前を流れる河のようなどぶ川ではないということでしょう。
氷の塔から降りるころには、日もずいぶん落ちてきました。
流れ星のような飛行機雲がす~っと・・・。
せっかくなので、北京から連れてきたわるねこ“長万部2号さん”をパシャ!
なんてことない羊の雪像だったのに、夕日を受けたらやたら神々しい羊にグレードア~ップ。
そろそろ日没です。
別の氷建築物に登ってみました。
いくつもの飛行機雲。
まもなく沈む太陽。
この夕日が見たかったんだ・・・。
行き当たりばったり、途中ハラハラドキドキしたけれど、その分自由に動くことができて、まだ観光客が少ない時間に、沈む夕日をただずっと見ていました。
ひとつ、またひとつと氷の建築物がライトアップされていきます。
(一気にど~んとライトアップするのかと思っていた・・・)
氷まつり。
これからが一番の盛り上がりです!!!