これは何だ？

　東京では桜が満開らしい。こちらでは、一分咲きくらいか。一枝に一輪二輪が咲いている。
　うちのベランダでは、鯛釣り草の芽がでてきた。生きていたのね～。よかった、よかった。しかし、バラのバレリーナの葉が枯れだした。瀕死のバレリーナ、がんばって持ち直してくれ。
　何を植えたのか忘れた鉢の上に多肉植物の鉢をのっけていた。

　多肉植物に水をやるときに、下の鉢まで水が流れるので、もしかしたら、下の鉢に植えた植物が春になって生えてくるかもと思って。鯛釣り草やギボウシの芽がでてきたので、もしかしてと思い、上の鉢をどけてみた。

　すると、ありました！多肉ちゃんの鉢の下で日が当たらないので、真っ白な芽が二つ。しかも、多肉ちゃんの鉢に押さえつけられて、ちょっと斜め。わあい、芽が出てきた。うれしいな。
　でも、何の植物だ？冬に土から上が枯れてしまう植物は、冬になると何を植えていたのか分からなくなってしまう。だから、札を立てようと思う。しかし、めんどくさがって、ズルズルとやらずにいると、上が枯れて何の鉢だか忘れてしまう。ということを毎年繰り返している。
　過去に何を植えたかを考える。絶えてしまったものもあるが、都忘れ、紫式部･･･｡いや、こんな芽ではないし。ん？鳴子百合？鳴子百合だ！鳴子百合に違いない。今年こそ、忘れないうちに札を書いておこう。
　毎年、春になると忘れずに芽を出したり、花を咲かせたり。植物はえらいなあ。最近、物忘れが激しい私はつくづくと思う。