『囚われの島』 谷崎由依 河出書房新社
盲目の調律師に魅入られた新聞記者の由良。蚕を軸に二人の記憶は時空を超え、閉ざされた島の秘密に触れる。
不思議な雰囲気の話だが、後半はよくわからなかった。蚕がしゃくしゃくと桑の葉を食べるのが、自己の内部を食い潰していくイメージとだぶったり、島の閉塞感が感じられるのはいいが、後半がどうしても私の頭ではどういうことなのか理解できなかった。不倫相手の上司が自分への気持ちが薄れたことを感じて、パワハラのような行動をおこすのがなんともありがちな感じで気持ち悪かった。
盲目の調律師に魅入られた新聞記者の由良。蚕を軸に二人の記憶は時空を超え、閉ざされた島の秘密に触れる。
不思議な雰囲気の話だが、後半はよくわからなかった。蚕がしゃくしゃくと桑の葉を食べるのが、自己の内部を食い潰していくイメージとだぶったり、島の閉塞感が感じられるのはいいが、後半がどうしても私の頭ではどういうことなのか理解できなかった。不倫相手の上司が自分への気持ちが薄れたことを感じて、パワハラのような行動をおこすのがなんともありがちな感じで気持ち悪かった。