美術館へ行く道の途中に咲いていた白い彼岸花
「並河靖之 七宝 明治七宝の誘惑-透明な黒の感性」2017・9/9-10/22 伊丹市立美術館
左 菊唐草文細首小花瓶 ブルーが美しい 右 不白作黒茶入れ「面影」 象牙の蓋の景色がいい。10角形のような形もおもしろい。
●龍文瓢形花瓶 首にも模様。龍の鱗が繊細
●藤花菊唐草文飾壺 黒地に垂れる白い藤の花の房がリズミカル
●蝶に竹花図四方花瓶 黒地に竹の緑が映える。細かい文様はないが、シンプルで美しい
●浜松千鳥文卓上煙草入れ 敷き盆添う 敷き盆には浜に寄せる波が描かれている。敷き盆と煙草入れが分けて展示してあったが、敷き盆に煙草入れを重ねるとどんな景色になるのか。すばらしい。
七宝のつくり方のビデオ(12分)があり、七宝作りの大変さを感じた。並河靖之は、2色で黒を表しているらしい。黒地に彩色が映えて美しいことと言ったら。
「俳諧と茶の湯」平成29年9月9日-10月22日 柿衛文庫(伊丹市立美術館と同じ建物内にある)
●不白作茶杓 銘「一龍」 頭、腹、尾という銘の三つの茶杓があわさって「一龍」
●楽慶入作 黒四方茶碗 碌々斎歌銘「雪山」 茶碗の中の景色がいい
●而妙斎茶杓 一茶「名月を」句入り 茶杓の箱の側面にぐるりと句が書いてある。
西鶴の達者な絵や芭蕉の真筆もある。
「MINIATURE LIFE展 田中達也 見立ての世界」2017年9月20日-10月2日 大丸ミュージアム(大丸梅田店15階)
NHKのテレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックでも有名な田中達也さんの作品展。日常の物とミニチュアの人形を組み合わせて不思議な世界を作る。平日の5時ごろの入館したが、そんなに混んでいなかった。最新作以外は写真撮影OK。
ひと泡吹かされ中
100匹乗っても大丈夫 ノアの方舟なので、もちろん、動物がつがいになっている
今夜はここに泊めてクリップ
ステープライブラリー
長さの記録に挑戦中 下品な私が一番好きな作品
うまく写真が撮れなかったので、アップできないが、「”本”気の走り」という作品も好き
とにかく、ずっと見ていられる。あっ、こんなところにこんなことしている。サルがここにいる。など見る度に発見がある。身近なものとミニチュアの人形を組み合わせてこんな作品を作るという発想がスゴイ。また、ダジャレまじりのタイトルが秀逸。