「生誕120年 東郷青児展 夢と現の女たち」 2018年2月16日-4月15日 あべのハルカス美術館
望郷 肌がつるんとして美しい
左 若い日の思い出 可憐 幻想的 右 望郷
バイオレット 白い髪、白い目だが、深みがあり、なぜだか惹きつけられる
四重奏
この展覧会では、東郷青児の作品を時系列に並べ、画風の変遷がわかっておもしろかった。10代後半でキュビズムぽい絵を描き、いきなり二科展初出品で二科賞受賞。若くして才能を開花させ、東郷青児の幻想的な美人画にたどりつくまでが興味深かった。私は、東郷青児の絵があまり好きではなかったが、意外によかった展覧会だった。
●超現実派の散歩 不思議。白色が怖い。
●静物(ゆりの花) 背景がひび割れているよう。背景の黒とユリの白の対比がいい。
●東郷青児装丁 コレット『紫の恋』 装丁がシンプルでモダン。色使いがいい。本の内側の装丁もお洒落。
●海の幸(藤田嗣治)・山の幸(東郷青児) モチーフは同じでも藤田は写実的で東郷は幻想的。対比がおもしろい。絵葉書の向こうに絵葉書の元の油絵が見える展示がいい。
●婦人像 私の一番好きな作品。黒が効いている。薄いベール、青のコサージュ、背景のピンク、しなをつくるようなポーズといい、優美。
●婦人像(屋上塔) 建物の鋭角な構造と女性の丸いフォルムの対比が印象的
東郷青児はいろんな人と浮名を流したという。(写真を見たらハンサム!)東郷青児をモデルとした主人公が心中未遂事件を語ったという宇野千代さんの「色ざんげ」を読んでみたくなった。
望郷 肌がつるんとして美しい
左 若い日の思い出 可憐 幻想的 右 望郷
バイオレット 白い髪、白い目だが、深みがあり、なぜだか惹きつけられる
四重奏
この展覧会では、東郷青児の作品を時系列に並べ、画風の変遷がわかっておもしろかった。10代後半でキュビズムぽい絵を描き、いきなり二科展初出品で二科賞受賞。若くして才能を開花させ、東郷青児の幻想的な美人画にたどりつくまでが興味深かった。私は、東郷青児の絵があまり好きではなかったが、意外によかった展覧会だった。
●超現実派の散歩 不思議。白色が怖い。
●静物(ゆりの花) 背景がひび割れているよう。背景の黒とユリの白の対比がいい。
●東郷青児装丁 コレット『紫の恋』 装丁がシンプルでモダン。色使いがいい。本の内側の装丁もお洒落。
●海の幸(藤田嗣治)・山の幸(東郷青児) モチーフは同じでも藤田は写実的で東郷は幻想的。対比がおもしろい。絵葉書の向こうに絵葉書の元の油絵が見える展示がいい。
●婦人像 私の一番好きな作品。黒が効いている。薄いベール、青のコサージュ、背景のピンク、しなをつくるようなポーズといい、優美。
●婦人像(屋上塔) 建物の鋭角な構造と女性の丸いフォルムの対比が印象的
東郷青児はいろんな人と浮名を流したという。(写真を見たらハンサム!)東郷青児をモデルとした主人公が心中未遂事件を語ったという宇野千代さんの「色ざんげ」を読んでみたくなった。