ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「親友って何だろう?」

2022-04-30 23:25:16 | 日記

過去の記事に何度か登場した「親友H」とは、もう10年以上会ってません。メールのやり取りはあるけど、その回数も年々減って、今年はまだ1度もしてないかも?

そうしてブランクが長くなっても、会えばたぶん、すぐに昔の調子で話せるはず。だから親友って呼べるワケだけど、年に数回メールを交わすだけの相手を、普通は親友と言わないでしょうね。

10年以上も会わなくて平気なんだから、互いの生活において互いの存在は今、必要ないのかも知れません。社交的なHには妻子がいて友達も沢山いて、一方こちらは「独りこそ至高」なんて悟りの境地に入ってる。会う理由がまったく無いワケです。



そもそも、Hと私はパーソナリティがまるで違う。2年間同じクラスだった小学生の時こそ『太陽にほえろ!』っていう共通の推しがあったものの、中学に進むと同時にHの家が引っ越し、住む場所も学校も別々になって、Hは体育会系、私は文化系への道をまっしぐら。Hは『太陽〜』を観なくなったのに対して、私はどんどんマニアの深みにハマって行きました。

だから当然の結果でしょう、Hは中1にして早くもカノジョが出来たけど、私は学生時代ほとんど女子と交流することはありませんでした。で、カノジョと初キッスしただの乳を揉んだだのとHから事細かにエッチな報告を受け、独りベッドでのたうち回るワケです。鶴光さんのオールナイトニッポンを聴きながら。



しかし私は、もちろん羨ましい!とは思ったけど、自慢話を聞かされてムカつく!とは全然思いませんでした。ナイスガイですね。

だって親友だから、Hに優越感とか蔑みの気持ちなんて微塵も無いって、別に意識するまでもなく信じてましたから。

ところが後年、30代の頃だったと思うけど、私が冗談でHを憐れむようなことを言った時、ヤツが急に真顔になって「オレがお前より(社会的に)下なワケないやろ」みたいなことを言ったんですよね。

けっこうショックでした。社会的に上とか下とか、そんなことを彼は意識してたのか!って。私は相手がたとえ大企業の社長であろうが社屋を出ればただの人で、上も下も無いって思ってますから。ましてや親友相手に、そんなことツユとも考えたこと無かったのに。

それを踏まえると、学生時代のエッチな報告にも実は優越感があったのかな?って、今となっては思います。人間である以上、マウントを取りたい気持ちは誰にでもある。私とて、監督デビューした時だけは天狗になっちゃいましたから。



けど、私が独立開業の運送屋を始めた時にHは保証人を引き受けてくれたし、奥さんにクレジットカードを取り上げられたHに私は自分のカードを貸してあげました。相手を全面的に信じて、何かあった時は一緒に責任を負う。家族や恋人以外でそれが出来るのは、やっぱ親友ってことになりますよね。

そういう相手がいることは、確かに若い頃の私を支えてくれました。学校や職場で孤立したり異性にフラれた時、あるいは自分自身に絶望した時に、親友が「いる」のと「いない」のとじゃ傷の深さがまるで違うはず。

だから、ぜんぜん趣味が合わなくなってからでも、ちょくちょく会ったりメールのやり取りをしてたのは、自分に親友が「いる」ことを互いに確認したかっただけ、なのかも知れません。

そして今、そういう機会すら無くなって来たってことは、お互い親友がいなくても大丈夫になった、ってことなんでしょう。まぁHの場合は他にいくらでも友達がいるから、ってだけの話かも知れないけど。



突き詰めて考えれば恋人や夫婦だって、そういう相手がいることに安心したいってだけで一緒にいる関係が、実は大半を占めてたりして? だから失敗する人が多いのでは?

10数年前、故郷に戻ってから何度か同窓生たちとの飲み会に参加したけど、離婚率の高さにまず驚いたし、まだ別れてない人もほぼ全員、パートナーのことをボロカス言ってるのを聞いて、結婚っていったい何なんだ? 何の為にするんだ?って、つくづく思ったもんです。

まあ、夫婦仲がうまく行ってる人はそんな会に参加しないだろうから、結果的に愚痴大会になっただけかも知れないけど。もちろん、2〜3回だけ顔を出して以降はいっさい参加してません。私には必要ない。

とりとめない話になっちゃったけど、独りこそ至高!って私が言うのは、そういうこと。他者と関わりたくないんじゃなくて、今はもう必要が無くなったってことです。



PS. グラビアアイドルの東雲うみさんが「二刀流」と呼ばれるのは、おっぱいとお尻の両方で勝負されてるからですw 素晴らしい!
 

コメント (6)
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