私たちの時代を象徴するスーパースターがまた1人、今月16日に亡くなられました。
直接の死因は今のところ公表されてませんが、唯一無二のパフォーマンスで身体を酷使され、股関節が変形する大病に見舞われて、長期に渡る休業を余儀なくされてました。
けれども、いつか必ずや復活し、誰にも真似できないあのパフォーマンスを見せてくれるものと私は信じてましたし、その想いは皆さんも同じだったはず。
あのパフォーマンスを観る愉しみまで我々から奪うとは、本当に神が存在するならあまりに残酷すぎます。
どうか皆さん、忘れないで下さい。あのスターの輝きを。世界に誇るあのエクセレントな肉体表現と、そこに込められた深いメッセージを。
ありがとう。そしてさようなら。エスパー伊東さん。
人の死だけは茶化すべきじゃない、ぐらいの常識はいちおう心得てますが、笑わせてナンボの芸人さんに限ってはアリかと思います。
エスパー伊東さんは’90年代に『めちゃX2イケてるッ!』等のバラエティー番組で決して爆発的とは言えない人気を博したお笑い芸人さん。なのでご存じない方も多いかと思うので、読むだけで笑えるプロフィールを以下に転載させて頂きます。
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「上半身裸に黒スパッツ姿がトレードマークである。これは江頭2:50と同じ格好と思われがちだが、伊東自身はパンストの重ね履きだという。自らを”高能力者” “高能力パフォーマー”と称して、体育会系の学生が先輩に強要されてやるような怪しい芸を実行し、失敗しては笑いを取っている天然ボケキャラクターである。口下手のため、ソロではいじられ役に徹している。
顔だけ外に出して、ボストンバッグ等の中に全身を入れたまま登場することが多い。”高能力“を披露する際のテーマ曲は『バロック・ホウダウン』(いわゆる“エレクトリカルパレード”のテーマ)。これは、黒いゴム手袋を頭に被って鼻息で膨らませて割る一発芸を披露した際、割った後のゴム手袋の形がミッキーマウスの耳に似ていたことにちなんで使用されるようになったものである。いろいろな能力を示そうとするが、大抵失敗しては『はいーーっ』と言って誤魔化す。」
テレビ出演は少なかったけれど結婚披露宴などの営業活動で年間2千万円は稼いでおられたとか。しかしお金に執着はなく、もっぱら趣味のマンガやフィギュア収集に散財されてたそうで、親近感を抱かずにいられません。
御冥福をお祈り致します。