ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「母親に鬱陶しがられる息子。」

2025-01-08 20:25:03 | 日記

今日の面会でも、母はほとんど私を無視してました。なぜ何も言わないのか、いま何を考えてるのか、あくまでソフトに尋ねてみたけど徹底無視。

ところが「僕が来たら鬱陶しいの?」って質問した時だけ即座に頷いたから驚いた! いくらなんでもそりゃ無いぜマミー?



とはいえ、ちょっとスッキリした気もするんですよね。頑として本音を言わなかった人が、初めてそれを明かしてくれた。母親から鬱陶しいと言われて嬉しいワケは無いけど「まあ、そりゃそうだよな」と納得できた。

過去に何度も書いて来たように、ウチはとっくの昔に崩壊したファミリーであり、介護はただ使命感でやってるだけ。

いや、使命感「だけ」とは言わないけど、多分そこに愛はない。母も私もお互い「ひとの愛し方」が分からないんです。哀れに感じるでしょうが、こんな親子、こんな人間は古今東西いくらでも存在する。

私が何かにつけ泣いてしまうのは愛じゃなくて、孤独な老人に対する情だと思う。あるいは、家族が崩壊する前の温かい記憶が呼び起こすノスタルジー。



「ハリソン君は“いい人”をやめます」じゃないけれど、母にハッキリ拒絶されたお陰で、なんだか吹っ切れました。今までの私は、どっか無理して聖人ぶってたと思います。

介護はあくまで自分に課された使命であり、それを果たすのに罪悪感だの葛藤だの全くナンセンス。

だいたい、母は兄と同じように、父の介護にはまったくノータッチ&無関心でした。ウチの家族で私だけが、今やよそ様の後期高齢者まで介護してる。「ハリソン君、ありがとう」ですよ!

とりあえず、面会の回数は減らすとします。母の立場になってみれば、心身が絶不調なのに笑顔を取り繕うのは想像以上にしんどいだろうし。

会ったところで楽しい会話ひとつ出来ないクセに、ただ自己満足のために訪ねて来る息子を鬱陶しく感じるのは当然のこと。そこは反省しきりです。

コメント
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