また、つまらぬ物を買ってしまった……
いや、健全なる皆さんにとってはつまらなくても、病的コレクターとしてはどうしても見過ごせないアイテムが、また発売されちゃったんだから買うしか無いワケです。私にとっては全然つまらなくありません、失敬なっ!(激怒)
最近、パーフェクトな完成度を誇るS&W「Kフレーム」のモデルガンを続々リリースして私を困らせてるタナカ・ワークスさんが、またまたやってくれました。
ホビージャパン社が月刊誌「アームズマガジン」通巻400号達成を記念し、タナカさんとのコラボ企画で限定販売(完全受注生産!)を決行したモデルガン、その名はM65ストラウプPPCカスタム4インチ!(正確にはPPCカスタムじゃなくキャリーGUNらしいけど)
値段は、とっても高いです。昨年、清水の舞台から飛び降りながら買った「リバティチーフ」よりも少し高く、私がこれまで購入したトイガンとしては最高値。
ただ、定価20万円を超えるCOLTガバメントのモデルガン(下手すりゃ実銃の米国値より高い!?)が普通に売られてることを思えば大したことありません。そんなもん、全然平気です!(号泣)
↑パッケージはこんな感じでアッサリしたもの。取説も通常のKフレモデルガンと共用で、もうちょいスペシャル感を出してくれんのかい?って思うけど、コストを抑えて限界まで値段を下げる為でしょうから仕方ありません。
BOXサイズは6インチ仕様(スポンジだけ換えれば8インチまでいけそう)なので、大コケしない限り6インチ以上もいずれ発売される事でしょう。
PPCカスタムと言えば6インチが定番なのに、あえて4インチを最初に出して来るのがまた憎い! そこにどんな狙いがあるかは知る由もないけど、私は「4インチだからこそ買った」側面もあるので泣くに泣けませんw
その理由は、たぶんこれを買った人の多くがそうであるように、かつて『西部警察』シリーズで舘ひろしさんが愛用したCOLTパイソンのPPCカスタム「4インチ」がすこぶるカッコ良かったから。
勿論それもMGC社からモデルガンが出てたけど、当時ガキンチョだった我々には高値すぎて高嶺の花。しかも「すぐ壊れちゃう」と大評判のMGCパイソンがベースですから、よっぽどのマニアじゃないと買えたもんじゃない。
そんな「4インチのPPCカスタム」が約40年の時を経て、パーフェクトな製品としてリリースされたんだからそりゃ見過ごせません。
このストラウプカスタムのベースはパイソンじゃなく、スミス&ウエッソンのモデル65(M13 FBIスペシャルのステンレス版)だけど、架空アイテムであるパイソンPPCと違って実在する拳銃ですから。
それと、6インチとなるとあまりにゴツ過ぎて実戦に使えるとは思えない(PPCカスタムはそもそも競技射撃用です)けど、4インチならまだポリスオフィサーが懐から取り出す姿をイメージ出来ます。現実には有り得なくても、私がコレクションしてるのは「昭和ドラマの刑事さんが使いそうな拳銃」ですから。
↑PPCカスタムと言えば極太バレルと大袈裟なリブサイトが特徴だけど、ストラウプさんがカスタムしたこのモデルの場合、次弾の有無をシリンダーを閉じたまま確認できるシールド部の覗き穴(プライマー部がしっかり見える!)が俺ジナル溢れる特徴の1つで、それも忠実に再現されてます。
グリップも如何にも競技射撃用のターゲットタイプで、ちょっと私の手にはゴツ過ぎます。フレームはラウンドバット(サービスサイズ)なんだからもっと薄く出来るのに!って思うけど、私の都合に合わせてくれる理由が見当たりません。
他のモデルガンのと交換することも可能だけど、このゴッツいグリップはこのゴッツい銃にしか似合わない!……ので我慢します。
↑グリップがゴツいのは、左側にフィンガーレスト(親指を掛けるための出っ張り)があるから。しかしこれ、完全に右利き仕様で左手じゃマトモに撃てません。左利きの人には当然向かないし、右利きでも右腕を負傷した場合どうすんの?って思います。そこはやっぱ競技用であり実戦向けじゃないんですよね。
あと、他のKフレリボルバーと違ってシリンダーが「カウンターボアード」仕様になってるのと、発火用カートリッジも新規設計の38スペシャル弾でよりリアルになってます。シリンダーは357用だからマグナム弾も撃てるんだけど、射撃競技にそんな威力はかえって邪魔だから38スペシャルを使うワケです。
↑恐らくこのストラウプカスタムを模したであろう、MGCパイソンのPPC鳩村カスタムを東京マルイ社がエアコッキングGUNとして再現した、パイソンPPCカスタム4インチとのツーショット。
↑こちらはコクサイ製M29・44マグナムのPPCカスタムモデルガン「デビル」6インチとのツーショット。このデビルは重すぎるし、マルイのパイソンは軽すぎて、タナカ製ストラウプカスタムがちょうど良い重量。あらゆる意味で決定版です。
↑こちらは以前、日記カテゴリー(シューティング・フィールドに遊びに行った時の記事)でチラッとご紹介した、タナカ製ガスリボルバー「S&W M66 PC 3インチ・Fコンプ」(モデルガンも発売中!) とのツーショット。同じラウンドバットのKフレームでも印象がまるで違います。
↑S&WパフォーマンスセンターがM66 (M19 コンバットマグナムのステンレス版) をカスタムしたこの銃の特徴は、フルラグ・シングルポーテットバレルと呼ばれる3インチの二段銃身。上部にガスを逃がす為の穴が設けられてます。
↑アンダーラグの丸みを帯びた先端がまたカッコ良くて、なんともスタイリッシュ! コンパクトで扱い易いし、もし実際に使うとしたら断然こっちを選びますw
ツーショット写真では純正のラバーグリップに戻したけど、普段は小さな手でも握り易いアルタモントの木製サービスグリップを付けてます。
いやあ~、やっぱリボルバー最高です。やめられません。買わずに後悔より買って後悔です!
4inもありましたです
それが証拠にアリストクラットもリボルバー用の4inのリブを出してます
それから、このモデルはPPCカスタムではないです
タナカはそう銘打っているのはまあ、大人の事情でしょう
I.Nagata氏が1980/12のGUN誌で発表した
キャリーガンです
ストラウプにはその時PPCカスタムとこのカスタム(命名グランドマスター)を依頼していて
Nagata氏はこれをショルダーでキャリーすることを考えていたようです
キャリーガンだから4inありなんですよ
いいものを手に入れられましたね
私はただのモデルガン(それもリボルバー限定)コレクターで実銃については全然詳しくないので、また気づいた事があれば教えて下さい!