昨年から私生活でも仕事でも大変な状況が続いて書く気になれなかった、このブログ本来のメインメニュー「刑事ドラマレビュー」を軽めに再開したいと思います。
2025年冬シーズン、NHK総合テレビジョン&BSプレミアム4Kの火曜夜10時「ドラマ10」枠でスタートした、NHKエンタープライズ制作による全9話の連続ドラマ。原作は「黒丸」氏による警察マンガ『東京サラダボウル/国際捜査事件簿』。
東新宿署国際捜査係に所属するミドリ髪の警察官=鴻田麻里(奈緒)と、警視庁通訳センターで中国語通訳を務める元刑事の有木野 了(松田龍平)が、様々な異文化が同居する“サラダボウル”の大都市を舞台に、外国人居住者たちの暮らしや人生に光を当てながら、異国で生きる葛藤に出会っていくというストーリー。
今は評論めいたことやユーモアを考えるエネルギーが無いので「単なる感想」だけ書きますが、ミドリ髪に象徴されるヒロイン=奈緒さんの破天荒なキャラクターと、初めて連ドラで(“元”はつくけど)刑事を演じる相棒=松田龍平くんのコンビが私にとって最大の見どころ。
型破りなヘアスタイルの若手刑事と言えば『太陽にほえろ!』のマカロニ(萩原健一)を連想させるし、松田龍平くんはジーパン刑事役でスターになった優作さんの長男です。
もちろんミドリ髪は“サラダボウル”をイメージしてるにせよ、原作者や制作者が『太陽〜』にオマージュを捧げた可能性も充分にあると、私は勝手に思ってます。
それを抜きにしても、メディアじゃ無視されがちな外国人居住者たちの日常や、被害・加害を偏りなく描いた犯罪、通訳人を交えた捜査など、新鮮味があってこれは面白い。クオリティーの高さじゃ定評ある「ドラマ10」の作品だし、迷いなくオススメ出来ます。
警視庁通訳センターのベトナム語担当=今井もみじに武田玲奈、英語担当=黒須雄介に関口メンディー、シンハラ語担当=清宮百合にイモトアヤコ、東新宿署国際捜査係の刑事たちに中川大輔、ノムラフッソ、平原テツ、皆川猿時、そして有木野の過去を知る本庁捜査一課の刑事=八柳に阿部進之介、鴻田のかつての相棒=阿川刑事に三上博史が扮するほか、外国人居住者は全員その国出身のアクターたちがキャスティングされてます。
セクシーショットはもちろん我らが主人公=鴻田麻里を演じる奈緒さんです。
NHKのドラマに刺激されて、良い作品だけ簡単に書こうかなという感じです。
初回は『TRUE COLERS』、2回目がこの作品です。
後は民放の作品もぼちぼち書いていこうかと思ってます。
多部ちゃんの連ドラ主演も決まり、気分が高まっているのも要因かなって思ってますw
毎日大変だと思いますが、お体にお気をつけください。
NHKのドラマが民放と比べてどれほど高い志しで創られているか、刑事物という1つのジャンルを俯瞰することで余計によく見えて来ます。ましてや他ジャンルはもうNHKしか観る気になれません。
ただし多部ちゃんの正月ドラマはさすが野木亜紀子さん作だけあって見応えありました。春の連ドラにしても、事務所を独立してから多部ちゃんは出演作をすごく選んでるんだな、刑事物にはもう二度と出ないだろうなとw、頼もしいやら少し淋しいやら。
お互い、枯渇するまでドラマを楽しみましょう!