ハリソン君の素晴らしいブログZ

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『秘密/THE TOP SECRET』2025

2025-02-01 21:41:28 | 刑事ドラマ HISTORY

2025年冬シーズン、中居くん問題で激震中のフジテレビ系列「月曜22時枠」でスタートした、関西テレビ制作によるSFサスペンスドラマ。原作は清水玲子さんによる人気コミックで、すでにアニメ化、ゲーム化、実写映画化もされてます。

科学警察研究所に新設された極秘部署=法医第九研究室(通称 “第九”)が、重大事件における被害者や犯人が死亡した際、その脳をMRIスキャナーにかけて生前の記憶を映像化する「MRI捜査」によって真相を究明するという、かなりムチャな設定。

なれど、それくらい“攻めた”内容じゃないと若い視聴者はもう刑事物なんか観ないでしょうから、私はとりあえず歓迎します。小栗旬が幽霊と対話できちゃう刑事を演じた、同じカンテレ制作による『BORDER/警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(’14) も面白かったし!

かったるい捜査過程や謎解きをすっ飛ばし、真犯人をすぐに明かしちゃうスピード感、しかしトーンはかなり暗い世界観も『BORDER』とよく似てる。

映像化された死者の記憶があまりに鮮明すぎる(フツーに主観で撮ったビデオを再生してるだけにしか見えない)のはどうよ?って思ったけど、そういや『BORDER』に出てくる幽霊もフツーに人間でしたw 加工するとかえって嘘臭くなると判断したんでしょう。


若くして「第九」を創設した超エリートであり、国益に関わる重要人物の記憶すなわちトップ・シークレットを知りすぎてる為、常にその「脳」が狙われてる主人公= 薪 剛(まき つよし)室長に扮するは、板垣李光人。

小柄で童顔ゆえ少年にしか見えないけど、原作からしてそういう設定なんだそうで、実写映画版(’16)の生田斗真よりイメージは近いんでしょう。


薪の大学時代からの親友にして「第九」の副室長だけど殉職する予定の鈴木克洋と、そのあと配属されるらしい実直な新米捜査官=青木一行の2役に挑戦する、中島裕翔。映画版では岡田将生と松坂桃李が別個に演じました。


そして鈴木の婚約者にして法医第一研究所の敏腕監察医=三好雪子に、門脇 麦(映画版は栗山千明)。彼女もまた大学時代から薪と親しく、ドラマ版では三角関係を匂わせてます。


ほか、捜査員たちに高橋努、眞島秀和、濱津隆之、阿佐辰美、宇野穂香、森田想、梅舟惟永、近藤頌利、渕野右登、貝沼清孝。


第九のMRI捜査技術を開発した脳科学の権威=貝沼教授に國村隼、雪子の解剖助手「スガちゃん」こと菅井に鳴海唯、警察庁長官に利重剛、警視総監に大河内浩、科捜研の所長に池田鉄洋、といったレギュラーキャスト陣。



セクシーショットはヒロインの門脇麦さんです。

コメント
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