『刑事貴族2』そして『3』は熱血漢の本城刑事=水谷 豊をリーダーに据え、イキのいい若手刑事たちの活躍を中心に描く、チョー明るいアクション活劇へと変貌しました。もはやハードボイルドのハの字もありませんw
この第2話の主役は、前半が本城&原田(田中 実)、後半が本城&繁尾(団 優太)と、いずれもシリーズの新顔をプッシュした組み合わせになってます。「水谷さん+若手の誰か」のコンビで話を進めて行くのが、新シリーズの基本フォーマットなんですね。
☆第2話『傷痕/銃弾のリターンマッチ』
(1991.4.17.OA/脚本=尾西兼一/監督=村田 忍)
かつて本城の左肩に銃弾をぶち込んで海外逃亡した、凄腕の殺し屋(南条弘二)が帰国し、再び本城と対決する事になります。
殺し屋の居所を掴むべく、本城は若い情報屋(吉田友紀)を使おうとするんだけど、彼が結婚してカタギになろうとしてるのを知って、躊躇します。
もちろん、刑事ドラマの世界において情報屋が幸せを掴もうとすれば、必ず「これを最後の仕事にします!」とか言って無茶をして殺されちゃうに決まってます。
で、そいつの婚約者(盛本真理子)に主役の刑事が「人殺し!」呼ばわりされちゃうのもお約束。ただし、恨み言を言うだけに止まらず、女の子が自ら殺し屋を探し出し、復讐を図ろうとまでするのは、’90年代ならではの作劇かも知れません。
そんなストーリーはともかくとして、新シリーズの魅力は何と言っても『相棒』よりずっとアクティブな水谷さんと、若手俳優陣とのアドリブも交えた軽快な掛け合いにあります。
特に、ルール違反が許せない堅物の原田=田中実さんと、犯人逮捕の為なら手段を選ばない本城=水谷さんとの対比、そして知らず知らず本城の影響を受けて行く原田の変化が、この『刑事貴族2』の大きな見所になってます。
さらに、本城の得意技であるコスプレを駆使した潜入捜査もシリーズ名物となり、この第2話でも『007』ばりに秘密カジノへ潜入、青木刑事(高樹沙耶)がセクシーなドレス姿を披露してくれます。
高樹沙耶さんは当時28歳。映画『沙耶のいる透視図』『チ・ン・ピ・ラ』等で注目された女優さんで、後に『相棒』でも水谷さん、寺脇康文さんら『刑事貴族』仲間とレギュラーで共演、2008年に芸名を「益戸育江(本名)」に変更されてます。
ゲストの盛本真理子さんは当時20歳。活動のメインはグラビアで、あの頃よくグラビア雑誌を買ってた私は、しょっちゅうこの方の水着姿やヌードを拝見してた記憶があります。
セクシー画像は、オッパイが盛本真理子さん、チッパイが高樹沙耶さんですw
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