「若さ」という最大にして最強の武器を持つ存在、それが「女子高生」。刹那的なきらめきに溢れた“青春”をただただ無駄に浪費する女子高生=JKたちのハナクソレベルの日常を描く、超挑戦的コメディーが誕生!(公式ホームページより抜粋)
↑ と、いうような内容の新番組が2020年冬シーズン、テレビ朝日系列の金曜深夜「金曜ナイトドラマ」枠でスタートしました。
漫画家のビーノさんが「ニコニコ動画」への投稿から始められ、ウェブコミック配信サイトでの連載からコミックス発売、アニメ化、そして今回のドラマ化にまで辿り着いた人気作。
清々しいほどの「バカ」に岡田結実、ツッコミ系腐女子の「ヲタ」に恒松祐里、感情が死滅した「ロボ」に中村ゆりかが扮するほか、福地桃子、浅川梨奈、畑芽育、井本彩花、内藤理彩、町田啓太、大倉孝二etc…といったキャスト陣が脇を固めます。
いやぁ~ホント、実にバカげたドラマですw 数年前に同じ枠で放映された『オトナ高校』を凌駕するほどのバカっぷりで、良識派の皆さんにはソッポ向かれちゃうこと必至です。
けど、私はそういう作品が嫌いじゃないんですよね。いや、むしろ一番の好物かも知れず、下手すると今季ナンバーワン作品に選びかねない程です。連ドラのレビュアーは数多いても、これをナンバーワンにしちゃう人はまずいないでしょうw
たぶんアニメで観た方がすんなり笑える筈で、わざわざ実写化するには色々と(イメージが違うとか登場するイケメンたちが安っぽすぎるとか)リスクが多いと思うんだけど、アニメ番組と実写ドラマとじゃ視聴者層が違うだろうし、岡田結実さんはともかく恒松祐里さんや中村ゆりかさんの突き抜けたコメディー演技、特に中村さん渾身のヘン顔なんかは他作品じゃまず見られない(そういうサプライズは実写でしか味わえない)ので、やる意義は大いにあると私は思います。
ただ、この内容で60分枠はやっぱり長い。『サザエさん』的に短編の連作にはなってるけど、これといった筋がないだけに中弛みは避けられません。どうせ録画視聴だから2~3回に分けて観ればいいワケだけど、30分枠でギュッと詰まった内容なら私は確実にハマった筈で、なんだか勿体ないです。
そんなワケで皆さんには特にオススメしませんが、個人的には楽しめそうな番組で、期待してます。こういう作品がもっと評価されて、陰気なドラマばかりの現状が崩れてくれたら嬉しいんだけど、世間は相変わらずコメディに対して冷たいみたいです。
セクシーショットは、あだ名そのまんまの「マジメ」な女子高生を演じる、浅川梨奈さん。私は今まで知らなかったけど、グラビアアイドルとしてかなり名の売れた方らしく、今回の役柄とグラビアとのギャップに萌えざるを得ません。
ドラマ、映画、舞台と女優としての活躍も目覚ましく、ショートカットは本作に向けた役づくりなのかどうか分からないけど、ショートカット好きの私としては更に萌えざるを得ません。
「マジメ」は「ロボ」に憧れてる設定らしく、もし百合的な描写が見られた日には、究極に萌えざるを得ないと言わざるを得ません。
バカ、ヲタ、ロボのトリオならば、私の推しはロボです。わけのわからないところに惹かれます。福地桃子さんのヤマイもいいですねえ。これから色んなキャラが炸裂しそうで楽しみです。
女子高生ではないですが、教頭役の大倉孝二さん。なつかしのヤナさん復活を見て大喜びです。こういう演技は大倉さんならではですね。女子高生たちの脇にいて、どんな小芝居を見せてくれるか楽しみです。
全体の話の展開とか、オチとか、そういうところに重きを置くのではなく、シーンごとの会話、細切れの演技、そういうのを楽しめればいいのではないでしょうか。
バカの岡田結実さんの演技が可笑しさとイタさ紙一重なところがゾワゾワしていい感じです。彼女の弾けかたに期待しています。
しっかり芝居ができる子ばかりを揃えてるし、安心して観てられる作品になりそうです。大倉孝二さんは今のところ抑えた演技をされてますが、そのうち我慢できなくなって色々やってくれる事でしょうw