今さら『君よ憤怒の河を渉れ』を観たのは、先にこの『マンハント』を観て比べてみたくなったから。2017年に公開されたジョン・ウー監督による中国映画で『君よ~』のリメイク作です。
オリジナルで高倉健が演じた逃亡者に中国スターのチャン・ハンユー、原田芳雄が演じたやさぐれ警部に福山雅治、中野良子が演じたヒロインにチー・ウェイが扮するほか、桜庭ななみ、國村準、池内博之、竹中直人、矢島健一、田中圭、斎藤工、吉沢悠、そして倉田保昭といった日本人キャストが参加。
舞台は日本の大阪(オリジナルは東京と北海道)で、近鉄がロケーションに全面協力してるもんで、私が生まれ育った近鉄沿線の懐かしい風景がふんだんに登場。なにしろジョン・ウー作品なので大阪城周辺で凄まじい銃撃戦やボート・チェイス(ほとんどCGっぽいけど)が展開されたりするし、もちろん所々でハトが飛びますw
思えば、逃亡者と追跡者が激しく戦いながら友情を育み、やがて共闘するストーリーはジョン・ウー監督の十八番ですから、中国でリメイクするとなるとこの人以上の適任者はいません。今回は二挺拳銃の代わりに、手錠で繋がれた状態で一挺の拳銃を二人で撃つという(ポスタービジュアル参照)ますますホモっぽさを増したGUNアクションで笑わせてくれますw
ただし、今や女性の活躍抜きでエンタメは成立しませんから、オリジナルには存在しなかった女性新米刑事(桜庭ななみさん、快演!)や、熱い絆で結ばれた女性スナイパーのコンビも登場し、何が何だか分かりませんw
タイトルの『マンハント』とはつまり、主人公を執拗に追う福山くんの事であり、黒幕から依頼されて主人公の命を狙うスナイパーたちの事でもあり、さらに人体実験用のモルモットとして人々を狩る黒幕組織の事でもある。
健さんの名作もジョン・ウー監督にかかるとこんな破天荒な映画になっちゃうのか!と思ってオリジナルの『君よ憤怒の河を渉れ』を観てみたら、そっちも負けないくらい破天荒だったもんで笑いましたw
大筋はほぼ同じで、『君よ~』はサスペンス寄りの「健さん映画」であり、『マンハント』はアクション寄りの「ジョン・ウー映画」である。どっちにしろ真面目に観る作品じゃないっていうのが私の感想ですw
もちろん、それは褒め言葉です。全盛期ほどの切れ味は無いにせよジョン・ウー節は健在で、福山くんがあり得ないポーズでベレッタを撃ちまくり、スローモーションでハトが飛ぶたびに我々は「よっ! 待ってました!」って声を掛けながら笑うワケですw かつて健さんの任侠映画を劇場で観てた観客の皆さんも、きっと同じようなリアクションをした事でしょう。
ただ残念なのは、主人公が私にとって全然知らないオッサン(中国人俳優)ゆえ気持ちがイマイチ入らないこと。そこは健さんとじゃ雲泥の差があるんだけど、まあ外国映画だから仕方ありません。
そこは気にせず、我々は福山くんの珍しいアクション映画として楽しめばいいし、個人的には桜庭ななみさんのハツラツ新米刑事ぶりを観られただけで大満足でした。
が、やっぱり事実は小説より奇なりで、フィクションよりそっちに興味を引かれてしまう自分もいます。もし、いつか、笑って語れる日が来たら、その時にまた。
小説は、時間が空いた時に読ませて頂きます。が、感想はどうか期待しないで下さい。私は筋金入りのアクションファンってワケでもないと自分では思ってます。
「ネット上のトラブル等、事実を綴られた手記」的なものなら読みたいと。
しかし、私にとって、そうしたものはやはり、心理的に書くのがしんどいです。
一応、説明すると、あるブロガーに喧嘩を吹っ掛け、そのブロガーに批判記事を書かれ、腹いせにそのブロガーに成りすまして掲示板でカキコしたらすぐにバレて、私はそれをすぐに謝罪せず、理屈をこねて事態を悪化させた結果、今まで仲良くしていた人たちからも見捨てられた、というのが大まかな顛末です。
更に詳しく書くのは…今はちょっと無理です。
それと、今回の長編ですが、興味が沸かないようでしたら、やっぱり読まれなくても結構です。
ただ、自分の持てる才能を注ぎ込んだのと、アクション描写頑張ったということだけは強調したいです。
長々と失礼いたしました。
>>ぶっ殺しは男の本能
実は私もこの前、80~90年代初期のジョン・ウー映画に触発された長編?小説を書き終えまして。
あの時代の香港映画が好きな方中心に宣伝中(失笑)なのですが…本当言うと、ハリソンさんのような筋金入りのアクション映画ファンにこそ読んでいただきたいのですが、いつぞや「小説はもういいです」と仰られてましたし、無理に勧めるわけにもいかず…
一応、こんな作品です↓
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13598715
もし気が変わったら、読みに来てください
以前のコメントに反するような内容で申し訳ありませんでした
アクション映画はその為に存在するんだから、どんどんぶっ殺すべきなんです。アクション映画最高!
わが大阪わががえらいことになってますねwww
私が大好きな洋画のアクション映画も、
本国では、
んーなことないやろ!!
のオンパレードっぽいですね!!www
でもハリソンさんがよく言われてる、
ぶっ殺しの美学、理解しました。
これ主人公二人が
弁護士だから、警察だから
という理由ですべて半殺しだと
カタルシスのかけらもないですね!!
ドンパチ映画はぶっ殺してなんぼww
とても楽しめました!
ありがとうございます!!