☆第1話『消えた死体の謎~トップモデル殺人事件~』
(2002.10.6.OA/脚本=林 誠人/監督=平野俊一)
『太陽にほえろ!』OBの俳優さんが再び刑事ドラマに出演されるのは珍しい事じゃなく、単発ドラマも含めたら何作品あるやら把握しきれません。
ただ、2000年代に入ると『太陽~』OB起用の意味合いが少し変わって来ます。『太陽~』をリアルタイムで観た世代の創り手たちが、オマージュとしてOBをキャスティングするパターンが増えるんですよね。
その典型例が『ケータイ刑事』シリーズで、山下真司さんがスニーカー刑事そのまんまの役名「五代 潤」として、ヒロイン=銭形 愛(宮崎あおい)の相棒刑事を演じておられました。
しかも第1話では長さん(下川辰平)がゲスト出演、本庁に栄転した五代に新しいスニーカーをプレゼントするという、『太陽』ファンには堪らない演出も見られます。
スニーカーは刑事を辞めて故郷の沖縄に帰った筈だし、長さんが制服巡査ってのは降格にも程があるんだけどw(そもそもとっくに定年だし)、そんな細かいことを気にする番組ではありません。
警視総監の孫だから、という理由だけで警視正の階級を与えられ、高校生なのに捜査権や逮捕権を振りかざす、ヒロインの設定からしてメチャクチャですw
しかも、携帯電話のストラップを投げ縄みたいにして犯人を捕まえますからw 勝 新太郎さんの「投げ手錠」よりは現実的だけどw
30分という放映枠だし、あくまで主演女優に萌えることが何より重要な番組です。宮崎あおい、堀北真希、黒川芽衣、夏帆、小出早織etc…と、主演に抜擢された新人女優さんが後に次々ブレイクされてますから、視聴者のツボをよく心得た優秀なコンテンツと言えましょう。
そしてスニーカー=山下真司さんを筆頭に、『華麗なる刑事』の草刈正雄さん、『噂の刑事トミーとマツ』の国広富之さん&松崎しげるさんと、我々世代にお馴染みのキャラクター達をヒロインの相棒に据えたことも、幅広いファンを獲得した大きな要因かと思います。
宮崎あおいさんは当時16歳。山下さんが『太陽~』でスニーカー刑事を演じてた時、彼女はまだ生まれてなかったワケです。それから更に15年以上経って大女優となられた現在、30代バツイチのあおいさん。月日の流れを痛感させられます。
第1話メインゲストの矢部美穂さんは、当時25歳。過激なグラビアで話題を集め、アンダーヘアは見せても乳首は死守という、おかしなグラドルさんですw
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