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そう言えば、今月の21日で丸50周年なんですよね。『太陽にほえろ!』が放映をスタートしてから。そりゃ歳も食いますよ!
しかし生みの親である筈の日テレさんは、かつて黄金期を築き上げた自局の番組をすっかりお忘れのご様子で、な〜んの動きも無し。
なのに、なぜかまた、NHKさんがやってくれました! 2022/07/16 (土) 21:00~22:30、NHKBSプレミアムにて放映!
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『石原裕次郎がテレビと出会った時/太陽にほえろ!の時代』
石原裕次郎の没後35年、「太陽にほえろ!」の放送開始から50年となる今年7月。裕次郎がテレビの可能性を切り開いた時代と、金字塔とうたわれる刑事ドラマの舞台裏を描く。
1970年代、映画が斜陽の時代を迎えても裕次郎は大作を作り続けた。しかし無理がたたり36歳の時に病に倒れる。
そんな裕次郎に声をかけ続けたのがテレビのプロデューサーたち。当初は断っていたが13本だけという条件で「太陽にほえろ!」に出演する。
それがなぜ14年間も続き、刑事ドラマの金字塔とうたわれるようになったのか? 竜雷太、水谷豊などの出演者、スタッフの証言から、裕次郎がテレビと出会った時代を振り返る。
【出演】竜雷太,水谷豊,高橋惠子,勝野洋,小野寺昭,神田正輝,岡田晋吉,梅浦洋一,大野克夫。
ショーケンさんが亡くなられた3年前に『アナザーストーリーズ』で『太陽〜』を特集してくれたのも、やっぱりNHKさんでした。局内によっぽど好きな方がおられるとしか思えませんw
いや、仮にそういう方がいて、猛烈にプッシュされたとしても、他局の娯楽番組を特集するような企画、ふつうは通さないでしょう。
天下の国営放送局にこれだけリスペクトされてる『太陽にほえろ!』って、やっぱり凄い!
しかしメインスタッフやレギュラーキャストの方々のお話はもう、すでに出尽くした感があるんだけど、今回注目すべきは、この方のご登場!
記念すべき第1話のメインゲストにして犯人第1号、水谷豊さん! 私の知るかぎり、この方が『太陽〜』について語られるのは初めての筈。
通算4回出演されてるとは言え、ふつうは犯人役のゲストにまでインタビューしないですよねw なんてファンキーなんだNHKさん!
というワケで、寂しい想いをされてた『太陽』フリークの皆さんはもちろん、そうでない方も、このブログに関わってしまった以上、刑事ドラマのレジェンドにして金字塔が生まれた瞬間のドキュメンタリーを、是非!
映画1本に匹敵する尺、DVDの特典映像にさえ登場しなかったスタッフたちへのインタビュー、それを他局であるNHKさんが! 本当に頭が下がります。