今朝、GSで給油をしててふと気づいたら、私の車の真正面ギリギリに、向かい合う形で1台の乗用車が停まってました。運転手は60代ぐらいの女性で、「はよせえ(早くしろ)!!」と言わんばかりにメンチを切って(こちらを睨んで)くる。
その目つきと小汚い身なりと、何より両隣のスペースが空いてるにも関わらず動こうとしない様子から、ひと目で「マトモな人じゃない」と判りました。
しかしどう考えても私がわざわざバックして場所を譲る道理は無いから、一応クラクションを鳴らしてみたけど案の定「どくのはお前じゃ!」みたいなジェスチャーをしてくる。
もちろん腹は立ったけど「こりゃ絶対に関わらん方がいい」と私は直感し、睨み返すこともせずマイカーをバックさせて早々に立ち去ったのでした。
もともと喧嘩は避けたい性質なれど、理不尽なことをされたり言われたりすると瞬間湯沸かし器的に大声が出ちゃう私なのに、今回は自分でも驚くほど冷静でした。
それは多分、介護施設で働くようになってから、認知症や精神疾患で異常な言動を繰り返す高齢者たちと毎日接してるお陰かと思います。病人を相手に怒鳴ろうが説教しようがまったく通じないどころか、自分自身が無駄なストレスで心を病みかねないことを、イヤというほど我々は知ってるから。
「あの方もご病気なんだ、お気の毒に」なんて同情する気はサラサラありません。ただ、とにかく自分のエネルギーを無駄に使って疲弊したくないだけ。
……と、ここまで書いてふと気づきました。ああやってわざと喧嘩をふっかけ、殴らせたり車を壊させて賠償金をふんだくる新手の「当たり屋」だった可能性も、蟻地獄みたいな不景気にハマってる今の日本なら十分あり得るかもって。昭和の頃と違い、監視カメラやドライブレコーダーで証拠も簡単に残せますからね。
今回の件がどうあれ、身の周りにそういう罠がどんどん増えていくだろうから気をつけねばなりません。