2016年に公開された、円谷プロ製作による松竹映画。TVシリーズは2015年の放映でした。
『ウルトラマン』シリーズを観るのはかなり久しぶりで、満島ひかりちゃんが出てた『ウルトラマンマックス』('05)をちょっと観て以来かと思います。
この『X』もTVシリーズは観ておらず、なんとなく気まぐれに劇場版のCS放送を録画したのを、特撮映画レビューが続いた今回の流れで観た次第です。
そしたら、2016年は初代『ウルトラマン』が生誕50周年、そして平成シリーズ第1弾『ウルトラマンティガ』が20周年って事で、それぞれのウルトラマンがゲストで登場してました。
私は初代『ウルトラマン』に思い入れがあるし『ティガ』もちょこちょこ観てましたから、なんか嬉しかったです。(平成シリーズは、ロッキー刑事こと木之元 亮さんが防衛隊長を務められた『ダイナ』をよく観てました)
エックスと、最近のシリーズのウルトラマン達も登場するんだけど、やっぱ初代が一番カッコイイですね。最近のウルトラマンは余計な装飾が多くてデザイン的にダサいです。シンプル・イズ・ベスト!
ウルトラマンが剣とか飛び道具を使ったり、形態を変化させるのも昭和ファンから見れば反則です。
以上、最近の仮面ライダーにも全く同じことが言えます。時代が違うし、オモチャを売らなきゃ番組が成り立たない事情があるから、言っても仕方ないんだけど。
逆に、昭和のウルトラやライダーより素晴らしいのは、女性キャストの可愛らしさでしょうかw
いや、昭和ウルトラの桜井浩子さんやひし美ゆり子さん、昭和ライダーの島田陽子さんや山本リンダさん達も素晴らしいんだけど、あくまで添えもの的な扱いでした。
それが平成シリーズになってから、ヒロインも主人公と同等に活躍する魅力的なキャラとして描かれてますから、そりゃあ眼を引きます。スーパー戦隊シリーズもしかり。
『ウルトラマンX』のヒロインは、特殊防衛チーム「Xio」特捜班メンバー=山瀬アスナに扮する坂ノ上 茜ちゃんと、同・ラボチームの天才少女=高田ルイに扮する百川晴香ちゃん。
どちらも可愛いけど、突き抜けたキャラクターを溌剌と演じる百川晴香ちゃんに、私は萌えましたw お尻も素晴らしいです。
更に今回の劇場版には『ティガ』でヒロインだった吉本多香美さんもゲスト出演されてます。初代ウルトラマン=ハヤタ隊員を演じられた、黒部 進さんの長女としても知られる女優さんです。
人と人との繋がりをテーマに、ややこしい設定の謎解きゲームに陥ること無く、シンプルで明るいヒーロー活劇として創られた本作は、TVシリーズを観てなかった私でも純粋に楽しむことが出来ました。
CGを駆使した最新のデジタル特撮と、着ぐるみ&ミニチュアセットの伝統的なアナログ特撮のコラボレーションにも、ヒーロー番組の到達点を見たような気がします。
昨今、すっかりアニメに牛耳られた感のある日本映画界だけど、私はアニメより特撮の方が好きだし、これからも応援したいです。
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