2024年夏シーズン、日本テレビ系列の日曜夜10時30分「日曜ドラマ」枠でスタートした、読売テレビ&ファインエンターテイメントの制作によるミステリードラマ。
井龍一氏(原作)&伊藤翔太氏(漫画)の人気コミックを橋本夏氏が脚本化、エンディング主題歌をあいみょん氏が担当されてます。
2017年、山梨県にある邸宅で13人の子供たちの白骨遺体が発見された通称「灰川邸事件」が、7年の時を経た2024年に再び動きだす!
果たして真犯人はいったい誰なのか!? そしてその動機は? トリックは? 乳首は? 足の裏は?
2017年に灰川邸事件を担当した山梨県警富士山北署の元刑事で、現在は警備会社に勤めてるけど否応なく事件に引き戻されちゃう主人公=冴木 仁に、成田 凌。
富士山北署で冴木の良き先輩だった警部補=五味明日香に扮するのはなんと!
『ジウ/警視庁特殊犯捜査係』(’11) から『オトナ高校』(’18) を経て再び刑事ドラマの世界にカムバックしてくれた、黒木メイサ!
ご無沙汰だったのは赤西仁とやらと結婚して子育てに忙しかったからで、昨年めでたく離婚! 久々にキレのいいアクションを(ちょっとだけ)見せてくれました。動ける女優さんは大歓迎、あとは脱ぐだけです!
その上司で、夜な夜なVR世界に癒やしを求めてるに違いない川相警部を演じるは、VRおじさんを除けばいつも「だいたい刑事か殺人鬼の役ばかり」とトーク番組で自白した、野間口 徹。
2017年と2024年をつなぐ役割を担う雑誌記者=森燈子に、乃木坂46を卒業したばかりの山下美月。
かつて灰川邸で“保護”されてた家出娘で、実質のヒロインとなる(つまり真犯人である可能性も高い)蓮水花音に、2006年放映のNHKドラマ『対岸の彼女』が女優デビュー作(当時は吉田里琴名義)だった、吉川愛。
そして灰川邸の持ち主でいかにも怪しい風貌の第一容疑者=灰川十三に、小日向文世。
ジメッとしたダークな作風は悪くないし、オトナ高校を卒業して色っぽくなったメイサや、成田凌くんの“はぐれ刑事”っぷりも魅力的なんだけど……
如何せん何度も何度も何度も同じこと書いて来て常連読者さんもウンザリされてるように、私は「犯人当てゲーム」にまったく興味が湧きません。
特にコミック原作と聞くと、偏見を承知の上で「どうせ最初からドラマ化狙いでしょ」なんて穿った見方をしてしまう。
事件の背景に「親から子への虐待」があるっていう構図も各番組で使われすぎて、今やすっかり飽和状態。このご時世、使っちゃいけないネタが多すぎて、同じネタを乱用するしかない裏事情も透けて見えます。
だから、現在のテレビ番組に新鮮なものを求める私自身が一番どうかしてる。無いものねだりにも程がある。無難につくるしか無いんだから。寄ってたかって誰かを攻撃したくてウズウズしてる、ヒマ人たちが手ぐすね引いて待ってるんだから!
そういう状況下でドラマを創らなきゃいけないスタッフさんの身になれば、おいそれと悪口も書けなくなっちゃう。こうして毎回同じこと書くぐらいなら、刑事ドラマを追いかけ続けるのもいい加減やめるべきかも?
だけど、ごく稀にホームランが生まれるから、やっぱりやめられない。2020年以降だと『MIU404』『ハコヅメ』『ラストマン』の3本で、ほぼ年に1本ペース。大多数の凡打や三振があればこその喜びがクセになってる。さて、今年はどうなのか? 打率は下がる一方だけど。
セクシーショットは吉川愛さん、山下美月さん、そしてお帰りなさいの黒木メイサさんです。
小芝風花ちゃん、大島優子ちゃんのGO HOMEは期待していたのですが、ちょっと物足りなかったです。