屯田物語

フォレスターとα6000が
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地味な生活などありえない!

2011年06月27日 | 日常


バイカウツギ・・
濃厚な香りがあたりに漂って、しばらく鼻をくんくんさせていた。
白樺花粉症が治るかもしれない、それはないか。

原発問題で日本が揺れている。
もちろん将来的には人間の力では制御できない原発は廃止すべきと思うが、
いまは廃止か存続か、二つにひとつしかない選択として論議すべきではない。
福島の原発事故が人災というならば、
不測の事態に対応できる政治家を選ぶことによって、
原発事故は防げたというのか。その理屈はおかしい。

脱原発派は「地味な生活に戻ればいい」というが、
地味な生活が存続できるのはバックグランドに日本経済の豊かさと教育水準の高さがあるからだ。

電力不足が常態化すれば企業は生産拠点を海外へ移すことになるだろう。
(現に国内企業の日本脱出が増加している)
日本産業はますます空洞化して、
労働者が解雇され、国民ひとり当たりの所得(GDP)がダウンする。
その結果、国民生活のクオリティが落ち、教育水準が低下する。
日本全体が貧しくなるからだ。
性急な脱原発の結果、このようなシナリオだって考えられる。
放射能はこわい・・
かといって、自分に都合のいい「地味な生活」などありえない。
「貧乏な生活」を容認する覚悟があるかどうかである。