屯田物語

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高倉健さんの「幸福の黄色いハンカチ」

2014年11月20日 | 日常




高倉健さんのご冥福をお祈りいたします。

健さんが出演した映画でいちばん記憶に残る作品は「幸福の黄色いハンカチ」である。
少なくても5回以上は観ていたと思う、
ラストシーンはわかっているけど、それがだんだん近くなると、
その瞬間をもう少しだけ伸ばしてほしいような不思議な気持ちになって、
胸が熱く目がうるうるしてくる。
これじゃ、まるで、パブロフの犬だね。

出所した島勇作は別れた妻に「もし俺を待っていてくれたなら、庭の竿に
黄色いハンカチを結んでくれ…」と手紙を書いた。
強引な結婚から流産、酔って人を殺める、そして離婚、
彼の不器用な生き方は自分勝手だと思うが、その心情はとてもよくわかる。

別れた妻は黄色いハンカチを何枚も鯉のぼりのロープに結び付けて勇作を待っていた。

わたしはエゾカンゾウとかヤチブキが好きだ。
黄色という色は人を幸せにする色なのだとあらためて思うのである。

   幸せは君とふたりで歩くとき
    風にそよぐ黄色いはんかち