

原水爆実験の影響で大戸島の伝説の怪獣ゴジラが復活し東京に上陸。帝都は蹂躙され廃墟と化した。戦後の日本映画界に特撮怪獣映画というジャンルを築いた。核の恐怖を描いた本多猪四郎の真摯な本編ドラマと、円谷英二のリアリズム溢れる特撮演出が絶妙のコンビネーションを見せ「ゴジラ」の名を一躍世界に轟かせた傑作。
昭和29年、「ゴジラ」はわたしが中学一年のとき学校行事として映画館で観賞した。
酸素破壊剤「オキシジェン・デストロイヤー」とかいう名称は憶えてないが、芹沢博士の実験室の水槽で魚が骨になっていくシーンはおそろしかった。
なんといっても伊福部昭のゴジラのテーマ曲は最高である。