
ただ、続編とした場合、典子をどう扱うのか難しいので新ゴジラ映画として作っておいてほしいと願っている。
下記は15年前、2010年3月5日の「屯田物語」のブログ記事である。

まだ三月上旬なので季節はずれというわけでもないが、湿っぽくて疲れそうな雪である。
さて、二本目は「ゴジラ」
昭和29年製作 円谷英二監督の特撮映画
あらためて見直してみると、かなりシリアスな映画であったことがわかる。
アメリカの水爆実験によって海底に眠っていたゴジラが覚醒し、日本本土を襲うというシナリオである。
この強暴な怪獣は当然のことながら容赦なく東京の中心部を一日にして破壊してしまうのだが、それは九年前の無慈悲な東京大空襲そのものにみえる。
もしかして、円谷監督は ゴジラ=B29 という想いがあったのかもしれない。
わたしが中学一年のときに「ゴジラ」が上映された。
天才博士が発明した「すべての動物の細胞を破壊する」化学薬品でゴジラを海底に葬ることができるかどうか、当時は手に汗握りつつスクリーンから目が離すことが出来なかった。
しかし、ヒットシリーズになって、モスラ・ガメラが登場するあたりから、マンガチックな展開の子ども向き怪獣映画になったのは残念である。