屯田物語

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三段の滝 天女が羽衣で岩を撫でる

2005年10月22日 | 
通夜のとき、ご住職が一劫についてお話しをされました。
「劫(コウ)とは、きわめて長い時間、もしくは永遠を意味する仏教用語であり、
一劫とは一辺40里の岩を三年に一度、天女が舞い降りて羽衣で撫で、
岩がすり切れてなくなってしまうまでの時間を指します。・・」
未来永劫という意味は知っていても、劫という言葉の深みをあらためて知りました。

そう考えてみれば、
囲碁でいえばコウ争い、三劫あれば勝負は無限に続きます。
将棋でいえば千日手(約三年)、これも永遠に同じ手順を繰り返します。
もっとも、囲碁・将棋ともルールがあって、いずれも指し直しとなりますが。
やはり、三という数字にも仏教的な意味があるのでしょうか。

三を意識したわけではありませんが、
旭川の葬儀のあと、芦別の「三段の滝」へ行くことにしました。

「三段の滝」近くの公園で休憩、
誰もいない公園、見応えのある紅葉の山々に驚きです。





水かさの少ない滝、
天女が羽衣で岩を撫でているような流れの「三段の滝」です。



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12 コメント

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すばらし秋風景 ()
2005-10-22 00:53:21
春さま、こんばんは。

三段の滝には行ったことがありませんが、美しい滝ですね。

紅葉の山々そして空模様は、北海道の色だなあ・・と思い出します。

春さまのお写真で北国の秋をしみじみと楽しませていただきます。
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山も霞んでいます・・ ()
2005-10-22 08:46:53
麻さん、おはよう!

きょうは朝から雨、

藻岩山はすっかり霞んでなにも見えません。

防風林の樹々は少し色づいてきたようですね。↓

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/cc/7c7b77458d6a004d765b3155a537bc37.jpg



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寿限無の世界ですね (ぶちょうほう)
2005-10-22 11:53:24
春様 こんにちわ

寿限無の世界では五劫でしたが、落語ではあそこを「擦り切れ」と演るものと、「擦り切れず」と演るものがあるようですね。

三段の滝の水を天女の羽衣と見立てることについて違和感はありませんね。

滝の眺めも、公園近辺のこの素晴らしい大自然の景観と、澄んだ空気も、未来永劫であって欲しいですね。

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秋色の世界・・ ()
2005-10-22 12:16:44
ぶちょうほうさん、こんにちは!

寿限無寿限無五劫の擦り切れ・・、深く意味を考えることなく言葉遊びの

ような落語を聴いてましたが、五劫とはとてつもない時の長さだったのですね。

宇宙の果てまでいけたとして、その何倍よりも長い時間を考えてしまいます。

そういう時間とは無縁の秋色に染まった三段の滝は清々しいものでした。





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素晴しすぎてコメントできないほど (赤子)
2005-10-22 23:13:00
初めまして。いつも麻さんのところからお邪魔しています。

素晴しすぎてコメント出来ないほど。



見ているだけで気持ちが落ち着き、元気が出ました。ありがとうございました。

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喜んでもらえれば嬉しい・・ ()
2005-10-23 00:35:13
赤子さん、こんにちは!

あまり深く考えないで写真を撮っているだけなので、まだまだみなさんの

レベルまでいってません。

でも、喜んでいただいて嬉しいです。



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「防風林」 ()
2005-10-23 08:52:22
春さま、防風林のお写真を見せていただいて

ありがとうございます。

春さまのお宅からの光景でしょうか。

黄葉が始まっていますね。

明るい林の中を歩いてみたいものです。
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三とか七とかの数字 (大阪のヒラク)
2005-10-23 09:51:46
の「宗(仏)教」的意味...のほどは不明ですが....ことばはもともと声が基本、その状態が(数)百万年続いて、文字が出現してから、高々一万年。口頭で云うのを聞いて覚え更に他の人々に伝えるには、三つとか、七つとか箇条的にするのが記憶にも間違いない伝達にも便利で不可欠...と読んだことがあります。

そういえば、キリスト教でも12使徒とか、○個の秘蹟とか、数字が頻出しますね。
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あすは登別へ・・ ()
2005-10-23 15:27:13
麻さん、こんにちは!

防風林の写真は自宅のベランダからです。

きょうも葉の色は秋色にずいぶん染まってきました。

あす、登別へ行ってきます。

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三日坊主・・ ()
2005-10-23 15:44:24
ヒラクさん、こんにちは!

「三、仏教」のキーワードで検索すると、さまざまな言葉を発見します。

ほとんど意味はわかりませんが、「三日坊主」だけは自分にたとえて

身にせまるものがあります。

もっとも、本来の意味は「坊主は三日やっただけで逃げ出したくなるほど

辛い修行」のこと。

どうやら、この「屯田物語」だけは「三日坊主」にならずにすみましたが。





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