ペルル嬢(123)
モーパッサン作品集より
Mademoiselle Perle
Maupassant
————————【123】——————————————
Il reprit, au bout d'une minute: « Cristi,
qu'elle était jolie à dix-huit an... et gracieuse...
et parfaite... Ah ! la jolie... joie... joie... et bonne...
et brave... et charmante fille !... Elle avait des
yeux... des yeux bleu... transparents... clairs... comme
je n'en ai jamais vu de pareils... Jamais ! »
—————————(訳)———————————————
シャンタル氏はしばらくたってから、また話を続けた.
「クリスティ、あの子の18歳の頃の何と美しかったこ
とか.何と優雅だったか、非の打ちどころがなかったよ.
ああ、美しかった...本当に、本当に、そして人がよく
て、勇気もあった.そして、かわいい娘だったよ.青い
目をしていたよ.青い目だった.透き通るような青だっ
た.そして澄んでいた.あれほど澄んだ目は見たことが
なかったよ.一度たりともね.」
—————————《語句》————————————————
reprit:(3単単純過去) < reprendre (他)
reprendre: (他) (言葉を)続ける、再び始める
au bout d'une minute:しばらくののち
Cristi:(人名) クリスティ、これもペルルさんの名前
その後のqu' は関係代名詞ではなく感嘆文の導入
詞、「クリスティ、彼女の18の頃の何と美しかっ
たことか」(qu'elle était jolie à dix-huit an)
gracieux(se):(形) 優雅な、しとやかな、やさしい
parfait(e):(形) 申し分のない、完璧な、
charmant(e):(形) かわいい、感じがいい、すてきな、
transparent(e):[トランスパラン(ト)](形) 透明な、
透けて見える