もぐりの語学教室+修行が辛くお寺を逃走した元僧侶見習の仏教セミナー

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

4255番:ペルル嬢(123)

2024-06-07 21:57:07 | 日記

 
ペルル嬢(123)
モーパッサン作品集より
Mademoiselle Perle
Maupassant

 
————————【123】——————————————
   
  Il  reprit,   au  bout   d'une  minute:  « Cristi, 
qu'elle  était   jolie  à  dix-huit   an... et  gracieuse... 
et  parfaite...  Ah !  la  jolie... joie... joie... et  bonne...
et  brave...  et  charmante  fille !...  Elle  avait  des
yeux... des  yeux  bleu... transparents... clairs... comme
je  n'en  ai  jamais  vu  de  pareils... Jamais ! »
  
   
—————————(訳)———————————————
  
 シャンタル氏はしばらくたってから、また話を続けた.
「クリスティ、あの子の18歳の頃の何と美しかったこ
とか.何と優雅だったか、非の打ちどころがなかったよ.
ああ、美しかった...本当に、本当に、そして人がよく
て、勇気もあった.そして、かわいい娘だったよ.青い
目をしていたよ.青い目だった.透き通るような青だっ
た.そして澄んでいた.あれほど澄んだ目は見たことが
なかったよ.一度たりともね.」

 

—————————《語句》————————————————
    
reprit:(3単単純過去) < reprendre (他) 
reprendre: (他) (言葉を)続ける、再び始める   
au bout d'une minute:しばらくののち  
Cristi:(人名) クリスティ、これもペルルさんの名前
   その後のqu' は関係代名詞ではなく感嘆文の導入
   詞、「クリスティ、彼女の18の頃の何と美しかっ
   たことか」(qu'elle était jolie à dix-huit an)
gracieux(se):(形) 優雅な、しとやかな、やさしい  
parfait(e):(形) 申し分のない、完璧な、
charmant(e):(形) かわいい、感じがいい、すてきな、 
transparent(e):[トランスパラン(ト)](形) 透明な、
   透けて見える

 

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4254番:ボヌール・デ・ダム百貨店(9)

2024-06-07 06:59:58 | 日記


ボヌール・デ・ダム百貨店(9)
エミール・ゾラの作品シリーズ
「ルーゴン=マッカール叢書11巻」より
Au Bonheur Des Dames
Émile Zola 


——————————【9】————————————————

  ——Fichtre !  dit  Jean.  Ça  enfonce  Valognes...
Le tien  n'était  pas  si  beau.
  Denise  hocha  la  tête.   Elle  avait  passé  deux
ans  là-bas,  chez  Cornaille,  le  premier  marchand
de  nouveautés  de  la  ville; et  ce  magasin,  ren-
contré  brusquement,  cette  maison  énorme  pour
elle,  lui  gonflait  le  cœur,  la  retenait,  émue,  in-
téressée,  oublieuse  du  reste. 

  
    
.——————————(訳)————————————————

 「うわあ、すごい!」ジャンが言いました.ヴァロー
ニュの町の店もかたなしだ.姉さんの店はこんなに立派
じゃなかったものね.
 デニーズはうんそうだねと頷いた.彼女は故郷でコル
ナイユさんが最初に開いた流行物品店で2年間過ごして
きた:そして不意に出会ったこの店、デニーズにとって
は巨大な建物は彼女の心を膨らませるばかりだった.そ
れは彼女を虜にし、彼女の心を射ぬき、他のことが何も
見えなくしてしまった.
 


——————————《語句》————————————————
      
fichtre:[フィシュトル](間)[やや古]【驚き・驚嘆・失望】
   ❶すごい、いやはや、おやおや、こりゃどうも、
   ちぇっ;
   Fichtre ! tu es drôlement bien nippé. 
   うわあ、すばらしい服だね.
   ❷【強調】Fichtre non ! とんでもない.
   fichtre oui ! 無論そうだとも. 
enfonce:(直現3単) < enfoncer (他) ❶打ち込む、
   ❷追いやる、陥らせる、❸打ち破る、打ち負かす、  
Valognes:シェルブール港から南東へ約25kmの町 
le tien:姉さんの店
†hocha:[オシャ](3単単純過去) < hocher [オシェ](他)
   <hocher la tête> ❶首を上下に振る(肯定のしぐさ)
   Il a approuvé en hochant la tête. / 
   彼はうなづいて承認した. 
   ❷首を左右に振る(否定のしぐさ);
   hocher la tête en signe de refus 
   否定の印に頭を左右に振る.  
   hocher la tête d'un air de doute,
      疑わしそうに頭を左右に振る.  
Cornaille:辞書不掲載語、読みも不明だがaille の綴りは
   [アイユ]なので、コルナイユだと思う.念のため訳
   本をみたところ、論創社版でもコルナイユ.
   人名である.
marchand(e):(n) 商人、売り手、[de の]
*marchand(e):本文では(形) 販売の、商業の、  
nouveauté:(f) ❶新しさ、新しいもの、新しいこと;
   ❷新製品、新作;
   magasin de nouveautés / 流行品店、
rencontré:(p.passé) < rencontrer (他) (偶然)出会う
brusquement:(副) ふいに、急に
gonflait:(3単半過去) < gonfler (他/自) ふくらませる、
   ふくらむ; cette maison énorme pour elle, lui 
   gonflait le cœur. / 彼女にとって巨大なこの建物が
      彼女の心を膨らませていた.このlui はle cœur の
   所有者を示す所有形容詞で体の一部が目的語とな
   る場合に出現する.Je lui ai pris à la main. / 私は
   彼(女)の手を取った. 
cœur:(m) 心臓、胸、心  
retenait:(3単半過去) < retenir (他) つかまえる、   
retenir (他) つかまえる、引き止める、制止する、
   ここでは「虜にする」「釘づけにする」 
ému(e):(形) ❶心を動かされた、感動した、
   ❷感動に満ちた、感動的な
intéressé(e):(形、p.passé) ❶興味をそそられた、
   関心を示した;❷欲得ずくの、❸利害関係のある
   < intéresser (他) 人の興味を引く、関心を引く 
oublieux(se):(形) ❶忘れっぽい、
   ❷[de を]忘れる、おろそかにする、
   Il est oublieux de ses promesses. /
   彼は約束をよく忘れる.     
du reste:du のうちde がoubliexの補語指標、le reste
      は「その他のこと」 oublieux du reste / その他
   のことが何も見えなくなる 

 

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4253番:日記(8)

2024-06-07 03:20:40 | 日記

日記(8)

 

ネズミ  :おやっさん死んでさびしいんだろ?慰めてやろうか?

ゴタぴょん:いらん.帰れ!

ネズミ  :ほな、石鹸かじったら帰るわ.

ゴタぴょん:かじるな! さっさと帰れ! 

 

 

————————★次の話———————————————

 

きのうは学習をお休みしました.ゾラのことをウィキペディアとか、

文庫クセジュで、いろいろ読んでいました.すると、驚いたことに

ぼくたち初心者が学習するにはピッタリの作家だってことがわかっ

た.偶然にエミール・ゾラを読み始めただけなのですが、なんとい

うラッキーなことでしょう.今学習中の「ナナ」も「ボヌール・デ

ダム百貨店」(別訳はご婦人がたの幸福百貨店)もシリーズもの

の中の作品で20巻からなる『ルーゴン・マッカール叢書』という

全集のなかの1作品なのでした.なにも知らなかったので、まさ

かこれらのすべての作品がアデライット・フークという女性から

始まり、その結婚相手のルーゴンと、別に愛した愛人マッカール

の話を末裔まで描いたものの中の1つだったとは!

 

しかも驚きなのが、その作品集全体で、使われている語彙数は

わずかに2万語程度なのだとか.これは何とありがたいこと.

ぼくたち初心者があまり辞書を引く手間に煩わされずにすむと

いうわけなのですから.

 

 

————————★次の話———————————————

 

散髪屋に行ってきました.

 

散髪屋さん:あれ、きょうはひとりかい?

 

ゴタぴょん:父は3月に亡くなりました.

 

散髪屋さん:え?あんなに元気そうだったじゃないか?

 

ゴタぴょん:急性心筋梗塞だったよ.

 

散髪屋さん:何?緊急高速道路?

 

ゴタぴょん:心筋梗塞.救急車で守口生野記念病院に搬送されて

      そこでなくなったよ.

 

散髪屋さん:そうかい、そりゃ残念だったな.寂しいだろう?

 

ゴタぴょん:それがこの頃、ネズミが出るんだ.悩まされているよ.

 

散髪屋さん:ああ、おやっさんがいなくなったから、慰めに出てきて

      くれたってわけか.やさしいネズミだね.

 

ゴタぴょん:いらねえよ.どうやって駆除しようか悩んでいるのさ.

 

散髪屋さん:そうかい、じゃ、あんた今はシンデレオになったんだ!

 

ゴタぴょん:なんじゃ、そりゃ?

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