もぐりの語学教室+修行が辛くお寺を逃走した元僧侶見習の仏教セミナー

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

4298番:学習日誌(2)+ 日記(12)

2024-06-16 16:33:51 | 日記

学習日誌(2)

——これ誰が書いた日記? 

——おみゃーずら.これから毎日学習後に学習日誌つけなさいよ.

——書くわ.

——書け.

 

——主よ、また夏が来ました.

——こら、作家を気取るな.お前、ただのおっさんやぞ.

——まあ、せやけど、ほんま、また暑い季節になりましたなあ.

——ふん、暑いのん、わかったから、きょうの学習報告して!

——きょうは「百貨店」「テレーズ・ラカン」「ボヴァリー夫人」「さすらいの青春」

——よっしゃ、ほな終わってええよ.バイバイ.

——4時間も学習したので、脳みそが伸び切りました.ゼンマイが伸びたように.

——また巻いとったるわ.あれ?お前またアマゾンから本送ってきたで.

——学習項目に入れますのや.

——もう増やさんとき、これで終わっとき.この『夢想』で終わりにしとけよ.

——ほへ、この『夢想』な、夢に出てきたんだぞ.

——何をわけのわからんことを!

——夢ではな、各窓から動物が顔を出していたよ.

——ははは、じゃ読め.それで、夢の通りそんな場面があったら、一目置いてやるよ.

 

 日記(12)

実はアマゾンから送られてきた商品は「夢想」という本だけでなく、

「裁縫スティック」も間違って送られてきていたのでした.

こちらは注文していたのはDVDの『小間使いの日記』だったので

間違いだから、カスタマーサービスに電話連絡しました.

 

電話口  :どうされましたか?

ゴタぴょん:注文した品物と違う商品が届いたんだけど.

電話口  :梱包に貼られた送り状の番号を教えて下さい.

ゴタぴょん:いろいろあるぞ.どの番号だよ.

電話口  :Dから始まる番号です.

ゴタぴょん:ああ、これか、Dの24の5...

電話口  :わかりました.対処方法を検討したいので、2分~3分

      電話を切らずお待ちいただけますか?

ゴタぴょん:待ってます.

 

   【2分後】

電話口  :では返金で対応させていただきます.

      クレジットカード会社への返金かアマゾンギフトマネー

      かをお選びください.

 

ゴタぴょん:アマゾンマネーでいいですよ.クレジットカードに

      戻してもらうなら1か月はかかるでしょうしね.

 

電話口  :アマゾンマネーは反映するのに3時間かかります.

 

ゴタぴょん:それでいいよ.ところで、間違って届いた商品は

      どうするの?ぼくは忙しいから(ヒマやぞ~)

      梱包し直して送り返す時間はないぞ(あるぞ、うそつくな)!

 

電話口  :それはもう差し上げます.

 

ゴタぴょん:え?いいの?どうせならもっと高価なものと

      間違えてくれたらよかったのに...

 

電話口  :...(アホか)...

 

ゴタぴょん:ああ、そうだね、高価だったら、返送しないと

      いけないから、これでよかったんだ、ありがと、

      じゃ、そういうことで.

 

電話口  :ではこれで問題解決ということでよろしいでしょうか?

 

ゴタぴょん:オッケー、じゃこの「裁縫スティック」もらっておきますね.

 

電話口  :私、なんとかかんとかアッシャンポレーが担当いたしました.

 

ゴタぴょん:アッシャンポレーさん、さよなら.ガチャ

      (ガチャゆわへんよ.今の電話は)

 

というわけで、このスティックがあれば、ズボンの裾上げができる.

神様はゴタぴょんの背がちぢんだことをお見通しだったのだ.

ただしくは股下、つまり足が短くなった.よりぶさいくになった.

さびしいね.  

いや、さびしいと言ってはいけない.

 

なぜなら、ゴタぴょんと同じく、脚の短くなった人が注文していたはずさ.

だから背が縮んだ仲間がいるってことだよ.仲間がいるのにさびしい

はずはないじゃないか!お友だちがいるんだぜ.どこかに!

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4297番:さすらいの青春(382)

2024-06-16 16:18:17 | 日記


さすらいの青春(382)
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼


———————【382】—————————————

   On   imagine   de   vieilles   gens,   des  
grands-parents    pleins    d'indulgence,   qui
sont   persuadés   à  l'avance   que   tout  ce  
que  vous  faites  est  bien  fait.  Certainement  
parmi  ces  bonnes  gens-là  les  convives  de
cette  salle  avaient  été  choisis.  Quant  aux
autres,   c'étaient   des   adolescents   et   des  
enfants...
  
.                              
        
—————————(訳)——————————————

 こういうとき、人は寛大さに満ちた老人たち、祖父母
を思い浮かべるものなのだ.彼らは先に了解済みなので
ある.あなたのすることは所詮よいことであると.確か
に、この広間の会食者たちは、そういう善良な人たちの
中にから選ばれていたのでした.他の人たちについて言
えば、若者たちと子供たちがいるばかりでした.
  
 
 
.————————《語句》—————————————
         
indulgence:[アンデュルジャンス](f) 寛大さ、寛容    
certainement:❶確実に、確かに、きっと、❷もちろん、


———————— ≪文構造≫ ——————————————

本文に「こういうとき」という言葉はありませんが
前回の続きなので付け足しました.

ところで、本文にもしces があれば
On imagine de ces vieilles gens, des grands-parents pleins 
d'indulgence, 
この老人たちから、寛容溢れる祖父母を想像する
のです.
de ces vieilles gens, なら de は【手段】を表す前置詞~から
「老人たちから」.imagine の目的語はdes grands-parents
祖父母、自分のおじいちゃん、おばあちゃん.寛大な
心いっぱいの祖父母を、老人たちをみると想像する、
といっています.

 しかし本文はces がないので、de vieilles gens,
は des + 形容詞 + 複数名詞が、文法規則で
de + 形容詞 + 複数名詞 になったもの.ですから
ここはうしろのdes grands-parents と同格とみるべき
です.
「人は寛容に満ちた老人たち、祖父母を想像する」.

 

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4296番:ボヴァリー夫人(33)

2024-06-16 08:24:25 | 日記


Gustave Flabert
Madam Bovary

ボヴァリー夫人(33)

       
————————【33】——————————————
                                
Enjouée   jadis,   expansive   et   toute   aimante,  
elle  était,  en  vieillissant,  devenue  (à  la  façon  
du  vin   éventé   qui   se  tourne   en  vinaigre)  
d'humeur  difficile,   piaillarde,   nerveuse..


.—————————(訳)———————————————

 かつては快活で陽気で、愛らしかった夫人だが、年
を取るにつれて (気の抜けたワインが酸っぱくなった
風にして) 難しい気質になって、いつもぴいぴいと不
平をこぼすようになり、神経質にもなりました.
 


—————————《語句》————————————————
        
enjoué(e):(形) 快活な、陽気な、
   ton enjoué / 快活な口調   
jadis:(副) かつて、昔   
expansif(ve):(形) 外交的な、感情をさらけ出す     
aimant(e):(形) やさしい、かわいい   
vieillissant:(p.pré) < vieillir (自) 年をとる、老ける 
était devenue:(大過去) ~になっていった   
éventé(e):(形) (ワインなどが)気の抜けた、
   空気に当たって変質した、   
se tourne:   
vinaigre:[ヴィネーグル](m) ❶酢、❷すっぱくなったワイン  
humeur:[ユムール](f) ❶機嫌、気分; ❷気質、性質、
   本文は❷「気質」
   être d'humeur difficile / 難しい気質である
     être d'humeur égale / 気分が安定している
piaillard(e):[ピャイヤール、ハピャイヤルド](形)
   (いつも)ぴいぴい鳴く(泣く)(鳥、子供)、   
nerveux(se):(形) 神経質な

 

 

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4295番:テレーズ・ラカン(18)

2024-06-16 04:53:57 | 日記


テレーズ・ラカン(18)
エミール・ゾラ


—————————【18】————————————————

  A  few  years  back,  opposite  this  dealer,  stood
a  shop  whose  bottle-green  woodwork  excreted
damp  by  all  its  cracks.   On  the  signboard,  
made  of  a  long  narrow  plank,   figured,   in  
black  letters  the  word: MERCERY. And  on
one  of  the  panes  of  glass  in  the  door  was
written,  in  red,  the  name  of  a  woman:
Thérèse  Raquin.   To  right  and  left  were  deep
show  cases,  lined  with  blue  paper.  
    
       
   
..—————————(訳)—————————————————
  
数年前はこの食器棚にいる女の向いに店があった.そ
の暗緑色の木造の店はあらゆるひびや割れ目から湿気
の水滴を漏らしていた.長細い板で出来た看板には黒
い文字で独占的に「反物店」と書かれていた.そして
扉のガラス板の一枚の上には赤い文字で、女の名前が
テレーズ・ラカンと書かれていた.その左右には店内
に続く奥行の深いショーケースがあり、青紙が奥行に
沿って壁に貼られていた.
  
   
   
..————————⦅語句⦆————————————————
     
a few years back:数年前は  
opposite this dealer:この店の向いに  
stood:(主語が) ありました.
bottle-green:(n) 濃緑色、(形) 濃緑色の 
woodwork:木製品 
excrete:(自/他) 排泄する、分泌する
damp:湿気    
cracks:ひび割れ 
signboard:看板 
plank:板   
figure:(自) (in において) 大きな位置を占める、
     異彩を放つ、(in に) 現れる   
MERCERY:❶反物、絹織物、❷反物店、反物業
   スペルに注意:mercy は「慈悲、情け」ですが
   このスペルはmercery
   訳本でチェックしたところ「小間物屋」と
   なっていた.確かにこのアーケード街の商店に
   は「反物店」はそぐわないようです.
pane:窓ガラス、ガラス板、羽目板  
Thérèse Raquin:(女性名) テレーズ・ラカン
right and left:左右に  
deep show cases:このdeep は「奥行のある」と訳さず、
   「ずっと店内奥に続く」と訳すのが自然.なぜか
   というと、幅の狭い商店街では店は外に奥行のあ
   るショーケースは出せないから. 
lined with blue paper:青い紙が並べられた
   どこに並べられていたかは不明.訳本では青い
   壁紙となっていたので、それに従いました.  
  

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4294番:ボヌール・デ・ダム百貨店(14)

2024-06-16 03:43:10 | 日記


ボヌール・デ・ダム百貨店(14)
エミール・ゾラの作品シリーズ
「ルーゴン=マッカール叢書11巻」より
Au Bonheur Des Dames
Émile Zola 


——————————【14】———————————————

  Mais  Denise  demeurait  absorbée,  devant  l'étalage
de  la  porte  centrale.  Il  y  avait  là,  au  plein  air
de  la  rue,   sur  le  trottoir  même,  un  éboulement  
de  marchandisea   à  bon  marché,   la  tentation  de  
la  porte,  les  occasions   qui  arrêtaient  les  clientes
au  passage.  
  
    
.——————————(訳)————————————————

 しかしデニーズは正面玄関の陳列ケースの前で夢中に
なったままだった.山ほどのバーゲン商品が戸外の歩道
にまで溢れだし、店先の目玉商品となって、通りすがり
の女性客の来店を誘っていた.
 
 
——————————《語句》————————————————
   
demeurait:(3単半過去) < demeurer (自)
   (同じ状態に)いる、~のままでいる、
   Elle est demeurée silencieuse toute la soirée.
      彼女は一晩中黙っていた.
absorbée:(p.passé/f) < absorber (他) ❶吸い込む、
   吸収する、❷摂取する、❸使い果たす、
s'absorber:(pr) [dans に] 没頭する、夢中になる 
étalage:(m) (商品などの)陳列、陳列品、ディスプレイ、
    ショーウインドー、
    objets à l'étalage / ショーケースの陳列品
central(e):(形) 中央の、主要な  
plein air:[プレネール] 屋外、野外、戸外
trottoir:[トロットワール](m) 歩道、
    ⇔chaussée [ショッセ](f) 車道   
éboulement:[エブルマン](m) ❶落盤、地崩れ、
   ❷崩れ落ちた土砂  
marchandise:[マルシャンディーズ](f) 商品、品物   
(à) bon marché:(形句)(性数変化しない) 安い、安く
tentation:[タンタスィオン](f)[de を] したい気分、欲望、誘惑    
occasion:(f) 買い得、安い買物、
la tentation de la porte:先の名詞と同格で、言いかえ、
   意味は「来店を誘うもの」「来店の目玉商品」     
arrêtaient:(3複半過去) < arrêter (他) 止める
   足止めをする    
client(e):お客、顧客
au passage:(形句) 道を行く、通りすがりの

  

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