HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

常にお互い「感謝」の想いを持つことが継続につながる

2007-07-01 10:45:23 | 不妊治療報告
この間の、ART生殖医療センターに行ったとき、偶然にも知人に会った
まさか、ここで会うとは…。
数年ぶりの再開です。
そういえば、私よりももっと前に結婚したけど子供…いなかったな。

処置、診察が終わってから、しばしお話をしていたら、ナント!!彼女ここに通いだして4年も経つという。
へへぇ~大先輩です。
いろんな病院に行きつつ、ココにたどり着いた。
と、言うから、4年もっと前から不妊治療をおこなっているわけで…。
彼女は婦人科系の病気を乗り越えて、今に至るようです。
年齢のことも、その間の病気といい、時間が経てば経つほど不利になると、焦りは見えなかったけど、なんだかやりきれないような感じでした。

本日も悩みがあって、先生に話を聞いてもらっていた。らしい。
とっても明るい彼女だけど、この日もそんなに思い詰めた雰囲気でもなかったけど、でもやっぱり、4年も続いているだけあって、少し陰りがありました。
ましてや彼女、子供に携わる仕事をしていて、日々そんな中で生活していたら、結構辛いだろうな。

彼女もそうだけど、これらの一連に関して辛いことは、病院に通い、薬飲んだり、毎日痛い注射をしたりしてても結果が出ないことが大半。(だと、思っておいたほうがいい)
そのショックは、結構落ち込むことでもあります。

その上、仕事しながら、病院に通うことの大変さ。
私は、これが相当大変。
仕事のスケジュールを調整して、自分の体調も考えなくてはなりません。
身体のサイクルで急遽病院に行かなくてはいけないので、約束や会議をキャンセルしたり、もちろん、仕事がたまってくることもあります。
病院も患者が多くて、こちらの都合に合わせて予約も取ることも難しい。

また、通えば通うほど、お金がかかってくることも事実です。

彼女に、相当お金つぎ込んだのでは?など、いろいろ聞いてみました。
朗報として、三重県と伊勢市の助成が重複して受けることが可能だということ。
私は、すっかりどちらかしかダメだと思っていました。
ただし、体外受精か顕微授精が対象で、治療の段階によって、降りたり降りなかったり。なので、とりあえず、全ての領収書は取っておくこと!
彼女曰く、県と市でトータルして年間30万ぐらいの助成が可能らしい。
それは、結構大ききかも…。

早速家に帰って、領収書を計算してみた。
今まだ、採卵までも達していない私たち。
これから採卵、顕微授精、胚移植だけでも1回45万はかかるだろうという現状ですが、既に、30万近くつぎ込んでいることが発覚。(パートナーの入院費も含めてね)
改めて計算すると、結構いっている…。
こりゃ、車を買うぐらいの気持ちを持たなくては…。

と、この日、彼女と会って、いろいろ知ることができました。

ただ、彼女を含め、病院に治療に来ている人たちを見ていて思います。
それぞれの悩みを抱えて、ここに来ていますが、みんなどんなふうにパートナーに協力してもらっているのだろう?
それってとっても重要なことであります。


洗濯かごに服を入れれば、洗濯されて、アイロンかけて、タンスに入っている
シンクにお皿を置けば、洗われて棚に返っている。
家に帰れば、夕ご飯が出来ている。

そんな風に子供ができる訳ではないのです。
それまでの過程を「想像」してほしいのです。

洗濯するにも色物、汚れ物仕分けされ考えて洗濯し、雨が続くと洗濯が干せないと悩むように
お皿も、手が荒れていて、痛みに耐えながら洗うこともあるかもしれない。
夕ご飯も、栄養面やバランスを考えて献立に悩む毎日で…。

結果だけを見るのではなく、見えない部分の経過(時間)、努力をフォローがあってこそ、続けられるんじゃないかな?って思います。

4年も通う彼女と会って、改めて待合所の女性たちを見ながら思いました。

これらは、不妊治療や夫婦からの問題ではなく、
家族、親子、子供、仕事、友人、環境、生活など…
いろんな場面にもあてはまるんじゃないかな?

なんでもそうですが、「それが、当たり前」だと過ごされてしまうことが一番傷つくことなのかもしれません。
(確かに、仕事でも「それら(ボランティア的なこと)をして当たり前」的に言われると、カチンと来ることがあります)

どんな場合でも、「感謝」の想いは常に持ちつつ、お互い協力していかなければ、何事も継続はできないのかもしれません。

ことの経過を共有すること(異性ですから共有できないこともあります)も大切ですが、女性は、ちょっとした精神的なフォローを求めていたりもするのです。