HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

胚移植無事終了

2010-09-10 23:41:11 | 不妊治療報告
9月10日(金)に予定していた、5月から凍結されていた受精卵、無事胚移植行いました。
当日の10時30分に一度病院に電話して、凍結された卵が無事融解されているか確認。

先生が電話に出て
「野口さん、融解も順調なので予定通り14:30に来てください。昼ごはんは食べてもらってきていいですよ~、あ、それから、”おしっこ”貯めておいてくださいね~」

とのこと。

麻酔をしないので、今回食事はしてもいいとのことで嬉しいのだけど、結局この日、超多忙なスケジュールだったため、午前中の会議が終わってその後片付けをしていて、ご飯を食べる暇がありませんでした。
14:30という時間も、実は、事前に先生にこの日の仕事のスケジュール(全国からバリフリーツアーセンターのような活動をしている団体が集って全国会議を行っていたその主催側でした)を説明して、本来胚移植は確かいつも12時頃に病院入りのところを14:30分にしてもらったのです。
だからスケジュールがギリギリだったのは、予測できたんですけどね。

とりあえず、14:30ギリギリ滑り込み。

そうそう、「おしっこ貯めておいて」は胚移植のときはいつも言われていたので、覚えていましたよ。
尿がたまっているほうが、エコーで子宮を見るときに見やすいそうです。
ま、受精卵を子宮のいいところに置く狙い定めができるってわけ。

鳥羽を出る前にトイレを済ませて、1時間もすれば…、それに、14:30に行ってもすぐに手術台ってワケじゃないから、それまでにたまるだろうと思っていました。


さて、病院に到着してから、着替えてから、しばし待って、歩いて手術台へ。
私、これで胚移植4度目…らしい。
そうか、もうそんなにチャレンジしているのね。
顕微授精、凍結、胚移植…ああ、いくら費やしてきたのだろう?とか一瞬よぎったりしたり…。

手術台では消毒後、5月に採卵、授精した5日目の受精卵(胚盤胞)を子宮に戻す。


今年、5月21日に採卵して授精後、5日目の核分裂後、胚盤胞になった状態の受精卵。この時点で凍結。



約3ヶ月眠りのあと、9月10日に融解され、着床しやすいように透明帯開口術を受けたあとの受精卵。ちょっとカタチ崩れているのは、その切り口から卵の中身?出ようとするため。そこから着床に向かうのですが、先生曰く、融解後、もう少し卵から中身?が掛かっていたほうがいいらしい。


さて、下腹部を押さえながらエコーで子宮をチェックしていると。、
「あ~、野口さん、おしっこ、たまってへんな~」
と、先生。
一度先生が手を止めた。
もしかして、処置が続けられない?と不安に。

えええ?たかがおしっこ、されどおっしっこ、この処置にそんなに影響あるのか?

と、思ったものの、看護師さんから
「野口さん、大丈夫よ、今日は出来るって。本当にたまってなかったときは、膀胱に水を入れることもあるからね」

だそうです。
膀胱に水を入れるって…。

ま、それは免れたんだけどね。

無事、胚移植終了後、ベッドが運ばれ、そこに転がり込むように横になり20分ほど、安静。
その間、看護師さんが注射をしにきたり、先生が説明にきてくれました。

先生は相変らず淡々と、でも機嫌はよかったかな?
「ちゃんと、卵はいいところに戻したでな、あとは、祈るだけやな」と。
でも、今回の卵は、今までの4回の胚移植の中ではグレードも高いし、私の状態もまあまあらしい。
受精卵が、殻を破ってきちんと着床するかどうかは、本当に祈るだけのようのです。

沖縄で良い「気」をいただいて、胚移植の前日、当日も全国から集った、バリアフリー情報を発信するNPO団体のメンバーたちと会い、みんなのパワーを頂いたので、なんだか上手くいきそうな気がする。
そう願いたい。


本日の出費

胚融解料      10,000円
(受精卵を解凍すること)
透明帯開口術    15,000円
(解凍した受精卵が着床できるように、表面の殻を少し切れ目をいれること)
胚移植(3~5回目) 48,000円
(上記の受精卵を子宮に戻すこと)

計    73,000円ナリ