HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

異色の芸術家兄弟 橋本平八と北園克衛展

2010-09-18 20:48:27 | プライベート
本日、パートナーと県立美術館へ行ってきました。
目的はこれ





橋本平八と北園克衛展
期間:8月7日(土)~10月11日(月)







です。

橋本平八(1897~1935)は彫刻作家。
北園克衛:本名は橋本健吉(1902~1978)は詩人であり、本のデザイン装丁やモダンアートも手がけていた。(伊勢市民病院の前に北園克衛の詩碑があります)


二人は兄弟芸術家であり、私の地元伊勢市朝熊町出身の兄弟。
でも、地元ではあまり知られていなかったりして…。

実は、うちの親戚にあたるんです。
祖父の伯父さん。
ようするに、橋本平八と北園克衛の甥っ子がうちの祖父ってなわけ。
写真を見てビックリしましたが、そっくり。橋本の顔をしています。

実は、そんなことを知ったのは、私が大人になってから。
当時私が地元タウン誌の編集部だったころ、社長から「橋本平八さんの話をじいちゃんからインタビューしてきてくれ」って。

父から、このお墓は彫刻家のおじさんの。と言われて毎回墓参りのときはお参りをしていたのは覚えていましたが、そんなにスゴイ人だということは知りませんでした。

うちの祖父もそこそこ不思議な人で、剥製師であり、動植物の研究をしていてその世界では結構有名?
そんな祖父に橋本平八のことを聞いたけれど、結局平八は短命だったので、それほど多くも思い出は残っていなかったようです。
でも、自分がこうして、剥製の世界や動植物への興味が湧いたのは、平八おじさんの影響はかなりあったと言っていました。

そのときは、どうも想像が出来ませんでしたが、今日、展覧会に行って分かった気がしました。
平八の彫刻を作る際のデッサン図の展示を見て、
「うわっ、おじいちゃんが剥製作る前に描いていたデッサンみたい…」
と思いました。




また、北園克衛の作品を見ていると、うちの姉たちの芸術好きさ(姉二人とも芸術家と結婚)が、なんとなく分かったり…。

なんせ、見ていると、100年前の地元朝熊のことが見えてきたり(今も残る行事のことが日記に書かれていたり)、橋本家のいろいろ背景が分かってきて…

橋本平八と北園克衛の兄弟愛?にもなんとなく、納得したり…。


この展覧会にあわせて「伊勢人」も臨時号発刊。この本には、親戚ということもあり、うちの父と姉の写真が…。ところがよく見ると、橋本平八や北園克衛とはまったく関係ないところに私の写真も…。さあ、探してみよう!


橋本平八は彫刻だけでなく絵もたくさんあり(個人蔵がたくさんあったので、あれだけよく集めたと感心)、北園克衛の作品は読み物もたくさんあっので、観覧に2時間みっちりかかりました。

2時間でも足りないくらいでしたが、お腹が空いてきたので…。(笑)


2時間んでは見きれなかったので、本を買ってきました。



もちろん、県立美術館はバリアフリーですよ。


10月11日までですので、ご興味ある方は是非行ってみてください。


9月22日(水)はちょんまげワールドで観月祭ですよ~ クリック