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大阪都構想の世論調査で、賛成がほぼ過半数

2020-09-07 | 政治

11月1日に実施予定の大阪都構想の住民投票に対する世論調査が発表されました。

https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2020090601001561.html

タイトル:「大阪都構想」賛成49.2% 世論調査、反対は39.6%

一部抜粋:

共同通信社は4〜6日、大阪市を廃止し、新たに4特別区を設置する「大阪都構想」について、市の有権者を対象に電話世論調査を実施した。都構想への賛成は49.2%で、反対の39.6%を上回った。11月1日実施が見込まれる住民投票に関し、新型コロナウイルス感染が現在の状況であれば実施すべきだとの回答が48.2%で、35.0%は収束してから実施すべきだと答えた。

抜粋以上:

 

前回僅差で、都構想が負けた理由は、明白です。

自民党、公明党、共産党は、街頭演説で、「大阪都構想が分からない人は、とりあえず、反対と書いて投票してください。」と言っていました。

大阪維新の会以外の政党は、論理的に都構想を大阪市民に理解させようという姿勢が見えませんでした。

https://www.youtube.com/watch?v=f3a5sQ2JIm4

キーメッセージ:大阪都、慎重派なら、反対票

2015年当時の反対派は、「(大阪都構想)分からなければ、反対と投票してください」が、街頭演説だったのです。

 

反対する本当の理由は、現市議が、大阪都構想の選挙区割りになったら、当選する確率が下がるからです。

去年(2019年)の統一地方選挙の結果は、次の通りです。

https://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu240/sokuho/kaihyo_data_11.html

定員が複数人以上の選挙区で、どうにか、自民党が当選しているという結果です。

これが、複数の区議が同じ選挙区になると、大阪維新の会の市議が増えて、自民党、共産党の市議が落選する可能性が高まると感じているからです。

 

世田谷区の人口は、94万人。

その世田谷区議の定数は、50人。

投票結果は、次の通りです。

https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/007/002/d00138488.html

大阪市の人口は、269万人。

24区が4区になっても、議員数は減りません。

何故、自民党をはじめ、野党が大阪都構想に反対するかと言えば、大阪は、大阪維新の会が強く、一つの選挙区での議員定員数が多くなると、大阪維新の会からの立候補が増え、自民党議市議らがはじき出されるのを恐れているからです。

自民党市議団は、市民のことを思って反対している訳ではありません。

府と市の二重行政をなくすことは、良いことに決まっています。

中央省庁も、2001年に、1府22省庁を1府12省庁に統合しました。

例えば、厚生省と労働省が一つになって、厚生労働省になりました。

反対派の大阪市議団は、国の統合政策は良くなかったと言っているのですか?

反対派の市議が市民プールの運営費が減額されると言いますが、限られた予算の中で、どれを優先するかだけです。

その予算配分を承認・決定するのは、市議の仕事です。

減額されるから反対すると言っている市議は、市議の本来の仕事の能力がないので、予算削減に対抗できませんと言っているようなものです。

小学生の頭でも考えれば、反対理由が幼稚であると分かるはずです。

 

本音で語る自民党市議もおりました。

https://www.youtube.com/watch?v=1YngY-a7Jk4

タイトル:大阪市会議員 新田 孝(77)「大阪都構想反対。天下りがでけへんようなるで」

市の職員の天下りを斡旋し、市議の選挙で投票してもらう魂胆が見え見えです。

本来は、斡旋してはいけないことです。

それ程、この市議は、体たらくになっています。

 

そもそも、大阪維新の会は、2015年の住民投票で否決せれ、一旦は、あきらめました。

反対していた各党は、「大阪戦略調整会議」(略称:大阪会議)を設ければ、府と市の不幸せは無くなるといっていました。

大阪維新の会は、住民投票で否決されたので、自民党、共産党の提案通り、大阪会議を設け、3度にわたって会合を実施しましたが、大阪会議では各会派が自分達の主張を繰り返すばかりで、実質的な協議には入れず、事実上破綻しました。

この結果を見て、大阪維新の会は、再度、大阪都構想を再提案することになったのです。

当初の約束と違うと言っている議員もいますが、自民党らの提案した会議体では、実現できなかったのです。

それに対する新しい案の提案もなかったのです。

現時点でも、都構想反対以外のメッセージがありません。

新しい会議体の提案すらありません。

そこで、知事と市長が、府知事選、大阪市長選のW選挙で、再度、大阪都構想を提案することで立候補し、当選しております。

当初の約束反故に関しては、選挙で禊を受けています。

都構想反対の旗振り役の柳本市長候補は、撃沈しています。

大阪市民、府民の意思表示は選挙で示されています。

だから、公明党、大阪府議も都構想に賛成したのです。

今回は、「都構想が分からなければ、反対票を投じる」にはならないと考えます。

今日の世論調査でも、賛成者が多いのが、現実です。

その府民・市民の空気が読めないのが、自民党市議団、共産党です。

 

11月1日の住民投票が楽しみです。

大阪府民、大阪市民は、自民党市議団、共産党らよりは賢いと考えます。