観光地として人気の「名所」の中でも、特に「名刹」といえばどんな場所のことでしょう?
・庭園
・滝
・温泉
・お寺
→ お寺
由緒ある名高いお寺や、歴史があり古いお寺のことを「名刹」といいます。ちなみに温泉は「名湯」、庭園は「名園」などといますが、滝の場合は「名瀑」といいます。
名刹(めいさつ)とは、名高い寺。
回答案で、何故、寺だけ、お寺にしたのだろうか?
御寺(おてら):
1 「寺」の尊敬語・丁寧語。
2 「御寺様」の略。
3 《寺では檀家から物をもらっても返礼しないところから》物をもらってもお返しをしないこと。もらいっぱなし。
4 「仰願寺蝋燭(こうがんじろうそく)」の異称。(細いロウソク)
寺(てら):
1 《礼拝所の意の朝鮮語chyölからとも、長老の意のパーリ語theraからともいう》僧または尼が住み、仏像を安置して、仏道を修行し、仏事を行う建物。寺院。精舎。伽藍(がらん)。
2 (延暦寺を「山」というのに対して)園城寺(おんじょうじ)のこと。
3 住職。
「去る―の仰せらるるは、…寺役(じやく)も勤めにくし」〈咄・御前男・二〉
「去る―の仰せらるるは、…寺役(じやく)も勤めにくし」〈咄・御前男・二〉
4 「寺子屋」の略。
「―に上げて手習ひをさすれども」〈仮・浮世物語・一〉
「―に上げて手習ひをさすれども」〈仮・浮世物語・一〉
5 博打(ばくち)を開帳している場所。
「―が大纏のかしらでも、もらふの引くのといふこたあ、五分でもならねい」〈洒・自惚鏡〉
「―が大纏のかしらでも、もらふの引くのといふこたあ、五分でもならねい」〈洒・自惚鏡〉
6 寺銭(てらせん)。
「此の親父へ人をよこして、―をしてくれると思って」〈浄・矢口渡〉
「此の親父へ人をよこして、―をしてくれると思って」〈浄・矢口渡〉
お寺様:
神聖な礼拝のための建築物からなる崇高の場所
日本語の意味を考えると、「てら」よりは、お寺の「お寺様」の意味が強いと考える。
休題:
寺と院の違い等、詳細は、寺院のWikipediaを参照ください。