目的を持って始める「ゆうゆう生活」

<Begin with the End in Mind>悠悠、融融、優遊、悠悠閑閑な「ゆうゆう」生活のブログ

決まり事と視線・視点

2019-10-16 | ブログ

物事には、決まりごとがあります。

川には、左岸と右岸と呼びます。

今回の台風被害の報道でも、人に因っては、左岸、右岸と呼んでいる人がいます。

川の左岸、右岸は、決まり事です。

左岸、右岸は、川上から川下を見た時の呼び方です。

 

京都では、地図の西側に右京区、東側に左京区とあります。

これは御所のある紫宸殿から正面(南)を見て、右側が、右京区。左側が、左京区となります。

御所は、北側にあるので、南を見て、右左となりますので、北を方位として現す地図では、西側の左側が右京区。東側の右側が左京区。

 

紫宸殿の前の2本の木は、「左近桜(さこんざくら)、右近橘(うこんたちばな)」と言います。

これは、御所のある紫宸殿から2本の木を見た言い方です。

我々が、京都御所を見学する時は、外から紫宸殿本殿を見ます。

従って、紫宸殿をバックにした状態で見ると、右側に桜。左側に橘があることになります。

 

どの位置から見るかで言い方が、変わる話です。

上から見て、時計回りに成るように。指を回し続けながら、それを、視線の上の方に上げていくと、指の回る方向は、反時計回りとなります。

要は、視線で物事を判断していることが分かります。

 

社会を見る時も、視線、視点をどこに置くかが大事と考えます。

なお、川の場合、上流から下流の方向に見ますので、川の上空から見ても。川の底から見ても、右岸、左岸は変わりません。


千曲川の決壊場所

2019-10-16 | ブログ

TVニュース映像では、千曲川の決壊場所が空撮されています。

千曲川の決壊場所は、ここです。

Googlemap上にて、「長野市 長沼体育館」で検索してください。

 

この決壊場所を見ると、次の点が分かります。

決壊した防堤は、この3つの道路が交差している堤防の川上側(画像では下の方)になります。

国土庁は、この場所がどうして決壊したかを検証して、全国の堤防の見直しをして欲しいと思いました。

この堤防の決壊により、家が流された人、1階の家具等が全部流された人、命からがら避難した人、泥水の浸水があり、途方にくれている人が沢山いました。

 

川が近くにあると、いつかは。川からの浸水があると考えるべきですが、日本全国、川の近くを避けて、家を建てる訳にはいきません。

これらを守ってくれる一つは、やはり堤防です。

長期に考えると、コンクリートの造物は必要と考えます。

 

亡くなられた方のご冥福と、行方不明の方が見つかることを祈ります。

それにしても、全国に甚大な被害をもたらした台風でした。


追記:

決壊した堤防(70m)は、重機を使って、昼夜、復旧作業をしております。


八ツ場ダムの完成で利根川の氾濫が抑えられた

2019-10-15 | 政治

日曜日のフジテレビ、日曜報道 THE PRIMEに、出演されていた佐藤副外務大臣。

この八ツ場ダムの完成が、利根川の氾濫を抑えたと仰っていました。

このダムは、2009年、民主党政権の時、中止とされたダムです。

コンクリートから人へと、聞こえの良い言葉で国民を騙していました。

埋蔵金があるから、それを放出させて財源を確保するなどもその政策の一部でした。

 

その実態は、この動画のコメント欄にあります。

転記:

前原が凍結して野田が苦渋の決断で解除した。つまり、嫌々解除! そのため予定の2015年完成だったのが今年の⒑月から試験貯水を開始していた。そこに台風ご来た。ギリで間に合った!八ッ場ダムの奇跡!利根川水系の大水害が防げたのは間違いない!これをパヨクが必死で否定しています。

 
ところが、このダムの評価は分かれています。
 
 
タイトル:どこまでが本当か? 台風19号と八ッ場ダムと民主党の話:
 
・民主党の鳩山政権に止めたが、野田政権の時、解除したので、民主党政権の功績である。
 
・識者への聴取、パブコメ等、自民党政権が50年もおこなわなかった検証をおこない、決断に全責任を負った、前田武志国交相(当時)の功績は消えません。
 
・八ッ場ダムは、試験湛水中(未完成)で、台風前からわざわざ水を貯めている状況なので、今回の利根川の状況と無関係
 
これを読む限り、本当は、どうなのかは分からなくなりました。

Wikipediaの八ッ場ダムは、次のとおり。


これを読む限り、当時の前田武志国交相と野田首相が良かったと言うことになります。


しかし、この八ッ場ダムが試験湛水中とはいえ、台風により満水になったのは事実です。

満水までの水量分、ダムが役立たったのは間違いないと考えます。

1974年9月の台風による多摩川決壊を思い出す

2019-10-15 | ブログ

今回の台風19号の被害状況を見て、45年前(1974年、8月31日の台風16号による)の多摩川決壊を思い出しました。

当時は、寝台特急列車で2週間の九州旅行に出かける初日でした。

東海道線で多摩川を渡る時、多磨川の水位が堤防ぎりぎりまできていたことを思い出します。

京浜急行の橋桁近くまで水位がきておりました。

当日の夜は、台風接近の影響で、京都駅に臨時に停まり、何時間停まったかはあまり覚えていませんが、翌朝、九州の博多駅で打ち切りになりました。

多分、寝台特急列車は、長崎行き(さくら)だった気がします。

学生だったので、遅延により特急料金と運賃等が返金されて、ラッキーだったと記憶しております。

尚、1974年当時は、「ひかりは西へ」と宣伝しておりましたが、未だ、新幹線は、東京~岡山まででした。

 

話は元に戻しますと、当時、住宅が、(多摩)川に流されている映像は、衝撃的でした。

床上浸水等の水浸しとは、違っています。

それが、首都圏を襲った台風の大きな被害だった気がします。

この台風については、ここを参照:

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E6%91%A9%E5%B7%9D%E6%B0%B4%E5%AE%B3

 

今回の台風は、それ以上の勢力で、しかも、広域の大被害。

今回の台風により、大量の雨、川の恐ろしさを再認識しました。


報道番組、もう少し考えて制作しましょう

2019-10-14 | ブログ

今回の台風の被害状態を伝えるため、各社、考えて報道しているかと考えます。

しかし、何を考えているのか、分からのもありました。

1.日曜日のバンキシャ:

18時から放送するこの番組、ヘリコプターを飛ばして映像をLiveとして放送しておりましたが、暗くて何も見えません。

日没後で、しかも、現場は停電していたので、映したい建物が映らないのは当たり前。

その現場で伝えたいキー・メッセージはなんだったのか?

伝えたい内容があるのなら、その伝いたい内容を分かり易くするための映像を映して欲しいです。

この映像の為に、お金がかかるヘリコプターを飛ばすなら、その経費を被災者へ寄付して欲しいと思ってしまいました。

番組全体の評価が下がります。

2.日曜報道 THE PRIME:

この番組のキャスターは、松山さんで、低音で、切込みも凄くて好きな番組ですが、昨日の中継では、その切込みが空回りしておりました。

多摩川の浸水現場のアナウンサーとの中継では、中継していた現場の地面に泥が残っているかどうかを松山さんが確認しておりました。

結果、泥は無かったのですが、泥があろうが無かろうが、そんなに意味は無かったかと考えます。

現場で、何を伝えたいのかを、事前に考えて質問して欲しいと感じました。


追記:

個人的には、暇ではありませんが、録画しておいた報道現場の映像を見ると、現場が分かります。

例えば、クリニック名、鉄道名と川の名前、川の名前と決壊エリアの映像。

試に、これらのキーワードで検索すると、GoogleMapの地上の画像で、現場が殆ど分かりました。

特にそれで、法律上、問題があるとは言いませんが、一部の映像では、特定できないような画像処理は必要と感じました。

恐るべき時代になったとも思いました。

→ こんなことをしているという事は、やはり、暇だったのかな。