古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

ヌートリアの親玉が捕まった。

2009年03月10日 02時49分11秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 ヌートリア捕獲作戦は、まず食べられた大根の写真を、市役所の農業振興課に持っていくところからはじまりました。市役所では写真を見て、すぐに踏み板式の檻を二つ貸してくれ、捕まったら連絡してもらえば引き取ると話してくれました。
 ありがたい!! 
 元々この檻はアライグマ捕獲用に市役所で用意しているものだから、ヌートリアが出没するからといって貸してくれるか心配でした。『捕まったらこちらで処分しなければならないだろうな』内心覚悟していました。子どもが捕まったら母ヌートリアが檻にしがみついて泣き、それを追っ払って檻を水没させて殺し土葬する。きびしい仕事だなー。その悩みが一挙に解決。炭酸ガスで安楽死させ焼却処分するとのこと。やっぱり税金払う値打ちがあるなー。年金暮らしだからちょっとしか払ってないけど。
 早速仕掛けて二日目に子ども(モルモット大)一匹と子ども(掌にのるくらいにかわいい)二匹が捕まり市役所に連絡。すぐに引き取りに来てくれました。ところがそれから捕まらない。ある日檻を調べてみるとくくりつけた人参は食べられ檻の戸は落ちているのに中にヌートリアがいない。だれかが捕まったヌートリアをかわいそうだからと逃がしたのだろう。
 そこでヌートリア捕獲のイカダをつくることにしました。檻を池に浮かべておけば、捕まったヌートリアを逃がしてしまうこともできないだろう。そして二日目に親ヌートリアが捕まりました。イカダからはずそうとするとフッと歯をむいて威嚇してくる。腰が引けるほどの迫力です。それにだれかが逃がしてしまわないか、と市役所の人が来るまで落ち着かない。
 やっと渡してホッとしました。写真は暗くてわかりにくいでしょうが、檻に捕まった親のヌートリア。発砲スチロールのイカダにのってる。
 その後さらに子ヌートリア4匹を捕まえたところで村人が池の水を抜いてしまい、残った一匹の親ヌートリアはどこかに行ってしまったようです。でも有機無農薬の美味しい大根や人参の味が忘れられず、またあの親ヌートリアが戻ってこないかと心配で、まだ畑には檻を仕掛けています。
 それにしても「かわいいね!」と孫たちと見ていたヌートリアを、大根をかじられたからといって8匹も捕まえてしまった。あーあ。
 
 
コメント
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