古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

春になるのにまだ小屋づくり

2009年03月11日 01時49分15秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 1月に農機具や肥料などを入れる小屋をつくりはじめたのに、まだ完成しません。春になって、これから畑仕事をあれこれしなければいけないのに。
 小屋をつくろうと思い立ったときは、片なだれの雨よけの掘立て小屋をイメージしていました。幅一メートルほど家の軒を引き出して、タマネギをぶら下げるために。ところがだんだんイメージと意欲がふくらみ、独立した小屋を建てたい気持ちがつよくなりました。もう少しくわしくその気持ちを語ると、「71歳になるオレのこれからの人生に、小屋を建てるチャンスはもうないだろう。生涯に一度小屋を建てるなら、家の形をした、屋根が三角になる小屋を建ててみたい」です。
 そう思い立つと次々と智恵と体力がわいてきて、写真のような小屋ができました。三メートル×六メートルの、三角屋根の小屋です。ホームセンターで材木・コンパネ・足場パイプなどの資材を買って、店の軽トラを借りて運び、床の土を一輪車で山に運んでコンクリートの床にし、おじいさんになった自分の、いまの力をフルに使い切って仕事をした冬でした。
 小屋の中で棚をつけたり仕上げの仕事をしていると、小屋をつくったよろこびが、ふつふつとこころを満たしてきます。外壁塗装などの仕事は残っているけど、道子さんが小屋におやつを持ってきてくれて、二人で大工作業台でお茶を飲んでいると、新たな自分の城ができた気分です。伝わるかなー、この満足感……。
 
コメント
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