古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

『日本の独立』を読んで考えること。

2011年03月02日 03時53分16秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 写真は家から畑に行く途中の池です。この日は完全な無風で鏡の水面が空を映していました。小学校の運動場ほどの池ですがこんなに静かな水面を見るのははじめてだと思いました。
 さてブログで『日本の独立』(植草一秀著・飛鳥新社刊)を読んでいると書きましたが、読んだ後も頭に引っ掛かったままです。ネットを見ると多くの人が衝撃を受けたり、「日本をなんとかしなければ……」と思っています。ぼくも、まだ思いはまとまりませんが感じたことを書き連ねてみます。
◎ 菅直人は「自分が総理にしがみつくためには誰とでもつるみ、なんでもする」やつなんだ、とわかりました。まさかそこまで無定見な人とは思っていませんでした。コープ瑞穂農園を見学したときはあそこの堆肥(店の食品残滓などでつくった堆肥)を食べたと伝説になっているし。(ぼくに瑞穂農園の堆肥をすすめた人は菅さんが堆肥を食べた話を何度もしてくれました)厚生大臣をやってたときはエイズ問題で官僚を叱り飛ばしていたし。(と報道されていた)「正義の味方」かと思いました。
 いま見ているとまわりの人に信望はないし、信念はないし、出まかせ言うし。でも米従・官従(官僚の言いなりになる)財従(財界の言いなりになる)している間は安泰です。その仕組みがわかりました。
 鳩山首相が追い込まれたのは普天間基地の問題です。日本は「アメリカの属国」だから言いなりにならねばならなかった。そうしなかったからハトヤマは切られた。その点菅はチャンと言いなりになる。こんな都合のいいヤツはどんなにヨタヨタでも首相にしておかねば。考えてみると田中角栄は日中国交回復をしたから切られた。アメリカのご意向抜きに動いたら切られるのです。
◎ テレビで政局批判をしている御用評論家がこの本で次々と切られているのは気持ちがいい。テレビや新聞では真実は伝わらない。ネット社会です。『日本の独立』がベストセラーになり、多くの人がネットで意見を発表し、テレビの電波や新聞に載らない世界が広がりつつあるのを、社会の片隅でひっそり暮らすぼくさえ感じます。チュニジア、エジプト、リビアなど中東諸国では、御用テレビや新聞を越えてネットで運動が拡大しました。中国だっていつまで押えられるでしょうか。(悲しいことに北朝鮮は凍土のままですが)世界はそういう時代に入っています。名古屋・愛知の知事・市長選に見られるように自民党・民主党を超えた民衆のうねりの予感。
 いつまでも「民衆は馬鹿なもんだ」と思ってたらイカンぜよ。
コメント
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