古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

もうひとつの三木合戦 『青竹の筒』を見ました。

2011年03月22日 05時19分27秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 三木市の文化会館で『みき演劇セミナー』の『もうひとつの三木合戦 青竹の筒』の公演があり、きのう見ました。演劇の写真撮影は一切禁止だったので、畑の雑草・オオイヌノフグリの写真を載せています。いまうちの畑はこのオオイヌノフグリ、ハコベ、ナズナ、ホトケノザなどが繁栄しています。4年前にこの畑をつくるようになったときと雑草がちがってきました。有機で畑をしていると雑草も在来のやさしい草になるのでしょうか。
 みき演劇セミナーはこのこの15年間、毎年新しい公演に挑んでいる市民劇団です。以前団員公募のチラシを見て心が動いたこともあります。それだけにどんな舞台を見せてもらえるかと期待していました。実際に見たら舞台装置がすばらしかった。大きくて存在感のある大道具とスピーディーな場面転換。あとで出演者・スタッフの舞台あいさつがあり、装置をつくった裏方の人たちが沢山出てきました。全員女性です。道理で緻密な手を抜かないつくりになっている、と感心しました。
 三木城の別所長治の戦いは三木の長い歴史の中でも特筆される大事件です。それだけに様々な角度から取り上げられます。このたびは三木城下の民衆の立場から、脇川の教海寺のエピソードが上演されました。市民にはなじみの話ですからいまさらミステリー風なあつかいにしないで、民衆の支えという視点で物語が展開されました。はじめ女性の出演者が早口でよくわかりませんでしたが、だんだん迫力が出てきて最後までたのしむことができました。
 二回公演でいずれもほぼ満席の状態でしたから市民に支えられている劇団です。三木市の第九合唱団といいこの演劇セミナーといい、人口8万の田舎の町で、しっかり文化を支える市民層があるのがうれしい。もう少し男性団員がいると演技に厚みが出ると思うのですがむずかしいかなー。教海寺のお坊さんや民衆の気概がもう少し前面に出て、当時の戦の残虐さと秀吉軍の仕打ちと対決させる場面があるといいかなー。男性団員がほとんどいないから無理でしょうか。練習はよく積んでいて後半だんだん盛り上がってきました。
 そうそう、口吉川町に引っ越してきた人が、飲料用の水をすべて教海寺そばの念仏水にしていると聞きました。頻繁にくみに来るそうです。以前「コーヒーを入れても味がちがいますからねー」と明石からくみに来た人も言ってたなー。「口吉川町の米はおいしい」と評判だから、それをこの念仏水で炊いたらさらにうまくなるか。一度試してみる価値はありそうです。
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