うちの畑の物置場です。中央の「竹の薪」の山を撮ったつもりです。これから草を刈るようになると竹の薪で燃やします。できた「草木灰」は畑に撒きます。
この冬は、過去4年間に皆伐して竹薮に突っ込んだ竹を、引きずり出して薪サイズに切りました。それを畑に運んで積み上げました。これだけあれば秋までバンバン燃やせます。緑の草は白い煙をあげて燃え、いい草木灰になります。「草木灰」と豊地農協で購入する「燻炭」と「コープ瑞穂農園の堆肥」を畑に入れる。そんなふうにこの畑をつくって5年、いい土になりました。採れる野菜の味がちがいます。
夜中に起きてグーグルの地図で、4年前に訪ねた「三朝町」(鳥取県中部の温泉町)を拡大して見ていました。平家の落人伝説のある「中津」、その近くの「鉛山」などを拡大してみました。地図上では家が残っていますが、家が崩れたり消滅しているかもしれません。今頃は深い雪に埋もれているでしょう。かつて人間が耕した畑は雑草と竹薮の山に戻っているのでしょう。
こんな過疎の村・廃村寸前の村・廃村になった村が、日本には山ほどあります。
話変わって芦屋市にも市民農園があります。超高級住宅の建ち並ぶことで名高い〝六麓荘町〝に。税金が物納になり、その宅地を51区画の市民農園にしたのです。この農園の募集があり芦屋市民の申し込みが殺到し、3倍の競争率になりました。知人は抽選にもれたそうです。
市民農園に申し込む人は、土に触れ、種を播き、水をやり、草を抜き、愛情を込めて育てます。菜園への熱い思いを込めて申し込んだのに、なんとかならんのか。
夜中にため息をつきました。