古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

畑を耕運するのは「今です!」。

2014年02月25日 03時24分30秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 このところ雨が降りません。畑も乾いてきました。寒くても草たちは春を感じて、一挙に生長しようと力をためています。
 そんな春の草たちの中でも、特に手を焼くのが『スズメノカタビラ』です。ハマスゲとかギシギシとか「最強の雑草」と名前のつく草はいろいろありますが、〈草抜きの困難さ〉でいえばスズメノカタビラが最強です。このイネ科の草は、芽を出したときは稲の苗のようにほっそりしていますが、分けつ(株が分かれて増える)がすごい。何十倍もの大きな株になります。手では抜けません。鍬で掘ると根がごっぞり土を持っていき、地面に穴ができます。 しかもこの草は、寒くても、地面が固くても、どこにでもびっしり生えます。南極大陸でも観測隊員が発見したそうです。そのスズメノカタビラが畑の畝間にはびこりはじめました。そこで耕運機で畝間を耕しました。ネットのあるサイトに「21度以上になると滅びる」と書いてありました。それを信じて、とにかく土を掘り起こして畝をつくります。
 ということで久しぶりに耕運機を畑に持っていき、畝間や溝を耕しました。
 やっぱり畑仕事は気持ちがいい。一反三畝(400坪)の畑はちょっと広いけど、ことしも野菜づくりに精を出せそうです。
 夕方のテレビを見たら「河川敷や土手を勝手に耕して菜園にしてる人がある。災害のとき土手が弱くなる。もっと厳重に注意しろ。処罰が必要だ」といった論調の取材が放映されていました。田舎では耕作放棄地が増えているのに、畑の土ができるには数百年かかるのに、同じ国の中で「なんとかならんのか」と思いながら見ました。
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