6年前だったか、畑の入口に一本の細い苗を植えた『クララ』が今年も勢いよく立ち上がってきました。(苗はホームセンターに売っていました)いまでは20本以上の茎が立ち上がり、6月には2メートル超に生長するので、風で倒れないように3本の杭で保護しています。根元に斜めに太い根が見えます。これが「苦くて頭がクラクラする」という<根>で、日本薬局方に収録されている『苦参』という生薬です。(素人が勝手に飲んだりすると危険だそうです)
クララはマメ科の植物で、秋に米粒ほどの豆ができます。それをポットに播くと芽が出て苗になり、苗を植えると宿根草なので毎年生えるようになります。うちのクララも杭で倒れないようにするだけで、毎年しっかり生えてきます。
このクララ、むかしは便所のそばによく植えてあったそうです。枝を折って便槽に放り込んでおくと蛆虫退治になるというので。野菜のムシ退治に活用できると思うのですが、どう活用したらいいかわかりません。去年から葉や茎を切って、ムシの忌避する煎じ薬(馬酔木など)に混ぜています。今年はもっと活用したいと思います。
畑の草刈りに頑張り、相当に疲れました。